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2015/07/02(木)
俺の姉ちゃんは完璧超人だ。
昔モデルをやってたお母さん似で(俺は平凡な父親似)趣味はピアノ、料理。成績優秀、容姿淡麗、オマケに運動神経抜群。
俺の取り柄は先に産まれたら姉ちゃんに全部持っていかれたらしい。
両親からも可愛いがられてるから姉ちゃんの部屋にはグランドピアノに防音完備の大きな部屋。
俺は屋根裏を改装した小さい部屋。
でも別に俺は姉ちゃんをひがんではいない。
姉ちゃんは俺にも凄く優しい。
「ねぇ、優。クッキー焼いたから一緒に食べよッ」
「ほら!優にマフラー編んだの」
…はっきり言って姉ちゃんが大好きだ。
だから姉ちゃんの秘密を誰にも言わない。
「ただいまぁ。優、今日お父さんとお母さんデートしてくるって。晩御飯はお姉ちゃんが優の大好きな物作るからね」
そう言って学校の制服を着替えに姉ちゃんは自分の部屋に入っていった。
今日もやるのかな?
姉ちゃんの秘密。
俺は姉ちゃんの部屋に仕掛けた隠しカメラを起動する。
「……ハァハァ。…駄目ぇ我慢出来ない。優にご飯作らなきゃいけないのにぃ…。学校のトイレであんなに扱いたのにぃぃ」
姉ちゃんは極度のオナニー狂いだ。隙あらばオナってるらしい。
小学生の頃から姉ちゃんはオナニーをしている。偶々見たその光景はとても普段の姉ちゃんからは想像出来ない姿だった。
姉ちゃんはオナニーの時に誰かに触られてる事を想像してしてるらしい。
小6のクリスマスの時にピアノをしたいから防音にしてと親に言ってたがオナニーでイクときの叫び声を我慢出来なくて防音にしたかったんだろう。
今だって…
「良いぃぃ…クリトリス気持ち良い。潰してぇ!麗奈のクリを揉み潰してぇぇぇ~!」
姉ちゃんは鍵の掛かる箱から色々な道具を取り出す。
「ひぁぁぁぁッ…歯ブラシらめぇぇ…麗奈のクリ磨いちゃ…らめぇぇぇ…」
自分でやってるのに電動歯ブラシをクリトリスに直充して哭き叫ぶ姉ちゃん。
姉ちゃんの凄い所は…
「イッたぁ…イっちゃったからぁぁ…赦してぇぇ…クリトリス壊れちゃうぅ…」
姉ちゃんはイキながらでもオナニーを止めようとしない。アヘ顔でろれつの回らない叫び声をあげる姉ちゃんはどんな時よりも可愛くみえる。
俺は……姉ちゃんが…
「優。ごめんね、ご飯作るの遅くなって」
今の姉ちゃんは普段の優しい感じに戻ってる。
誰も知らないオナニー狂いの姉ちゃん。
さっきまでオナニーをしてた指でご飯を作ってたかと思うと…
「麗奈姉。ご飯食べたら一緒にビデオ見ない?」
「ビデオ!観る観る。あっ、怖いのはやだよ?優とビデオ観るなんて久し振りだな」
嬉しそうな姉ちゃんの顔。食事が終わって一緒に食器をかたずけてから二人でリビングのソファに座る
「ねぇ?何の映画」
「凄く楽しいと思うよ」
「わぁ!本当?優と一緒に観れるなんて楽しみ」
…リビングに鳴り響く女の甘いあえぎ声。
下にうつ向き身体を震わせる姉ちゃん。
「……優ぅ。……なんでぇ…」
「麗奈姉。いつも最後にイク時、俺の名前叫んでたろ?」
「麗奈姉を奴隷にしたい。一生クリトリス苛めてやりたい」
長い沈黙。
リビングにはイキ狂う姉ちゃんのあえぎ声のみが垂れ流しになっている。
「……断ったら?」
「ビデオをばらまく」
「…断れないね」
そういった姉ちゃんの顔には満面の笑みが浮かんでいた。
終わり
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2015/07/01(水)
高杉ユリは、小綺麗なビルの3階にある「栗須クリニック」の看板を緊張した面持ちで見上げた。
ユリは春休みに、大学2年にしてできた初めての彼氏と初めてのセックスをした。そのさいに、彼氏から「クリトリスが敏感すぎる」と指摘を受けたのだ。
彼氏はとくに気にしている様子もなかったのだがユリ自身が気になってしまい、デリケートな相談にも乗ってくれると評判の「栗須クリニック」に足を運んだ次第だった。
階段を上り、栗須クリニックの扉を開けた。中は白を基調としたシンプルだが落ち着いた雰囲気だった。入ってすぐ、受け付けの女性に声をかける。
「こんにちは、あの、初めてなんですけど……」
「こんにちは。では問診票をお渡ししますね。」
「あ、はい」
受け付けの女性は綺麗なお姉さんといった風貌で、穏やかな物腰がユリを安心させた。
問診票を受け取り、クリトリスが過敏だという悩みをすこしためらいつつも書き込み、受け付けに提出した。
ユリは、待合室のソファーに座り、診察を待った。
「高杉ユリさーん」
「あっ、は、はい!」
「診察室までどうぞ」
受け付けの女性と違い気の強そうな年増の看護婦に呼ばれ、ユリはがばりと立ち上り、促されるままに診察室へと向かった。
しかし、診察室にいたのは、まだ30代前半くらいの男の医師だったのだ。ユリは硬直した。
「陰核の過敏症にお悩みだということでよろしいですか?」
「え、あの……はい……」
「そんなに緊張なさらずに。ではまず触診をしてみましょう。早川さん」
苦笑した医師が合図すると、早川と呼ばれた年増の看護婦が変形した椅子を運んできた。
ひじ掛けが飛び出たような形になっていて、背もたれもだいぶ倒されている。
「下半身は全部脱いで、ここに座ってください」
「えっ、そんな…」
「感覚が過敏だということは、触ってみなくてはわかりませんから。さあ。」
「……はい」
平生からノーと言えない性格のユリは、おずおずとスカートと下着を脱ぎ、椅子に座った。
「足はここよ」
「え、…きゃあ!」
早川がユリの両足首を掴み、突出したひじ掛けの部分に膝の裏を乗せた。
M字に開脚されたユリが思わず悲鳴を上げるが、お構い無しに医師はゴム手袋をした手で秘裂を左右に割った。
「うっ」
「早川さん、潤滑剤たらそうか」
「はい」
「高杉さん、ちょっと我慢しててくださいねー」
たらりと生暖かくぬめる液体が、ユリの秘所にたらされた。
「いやっ」
こんな態勢ではなにも隠せない。
自然と腿をすり合わせるような動きをすると、早川は素早くユリの手を背もたれに回し、椅子の後ろで両手首を束ねて縛った。
さらに腰をバンドで椅子に固定し、腿、膝、足首もひじ掛けが変型した部分に沿って固定してしまった。
これでもう動けなくなったユリは、真正面から医師の巧みに動く指を受け止めなくてはならなくなった。
「あ、あーーーっ!!」
陰核を包皮ごと掴むとゆるゆると撫でられた。潤滑剤が滑りを良くしているぶん、刺激は強烈だった。
「待って、待って、いやあああっ」
「こりゃ間違いなく過敏症だね。でも一応調べてみよう」
「や、や、もうやめてえっ!」
首を左右に激しく振るが、医師も早川もまったく動じない。
それどころか、医師は陰核を挟んだ親指と人差し指をすり合わせるように刺激しだした。
敏感な突起が指にもみくちゃにされ、ユリは泣き叫ぶ。
「ああぁああああああっ」
「早川さん、剥いてくれるかな」
「はい」
早川に包皮を引っ張り上げられ、ユリはびくんと痙攣した。
「ああ、高杉さん、陰核の洗浄はしていましたか?」
「はあ、はあ……、洗浄?」
「剥いて洗ってました?」
「…い、いえ…」
「やっぱり。過敏症でつらいからと言って洗わないから、恥垢がたまっていますよ」
ユリは顔が赤くなるのを感じた。
「本格的な触診の前に洗浄します。」
そう言った医師が取り出したのは、電動歯ブラシのように振動する毛がついた器具だった。
ビィィィィィン、と機械的な音を発しながら、ユリの股関に振動する器具が近づいていく。
「い、いやあぁ…」
「今まで洗浄を怠っていたぶんつらいかもしれませんが、自業自得ですよ」
「うう…」
「さあ、始めます」
ビィィィィィン…
「ああぁああああああっ、ああっ、いやっ……く、ああっやめてっやめてえええ!!」
「まだまだです、包皮と陰核のあいだにも恥垢がたくさんありますから」
「ひぃ、ひいい、…っあーーーあぁあ!!!」
ビィィィィィン……
ギシギシと椅子を鳴らし、必死で逃げようとするユリだが無駄に終わる。
ついに失禁までしてしまうが、医師は苦笑するだけで手は止めない。
5分ほどして、やっと器具が外された。
「はぁ…ああ…」
「あとは綿棒で」
「はい」
早川から医師へと、細い綿棒が手渡された。
それで陰核をくすぐられる。しかしそれは余韻に震える陰核には、刺激が強すぎた。
「いぁああ、あっ、あっ、やめてー!!!」
「こんなに恥垢をためているほうが、よっぽど恥ずかしいですよ」
「う、うう…あああ…!」
ついに包皮と陰核の隙間に、綿棒がすべりこんだ。普段なら絶対に触れられない部分を執拗にこすられ、ユリはがくがくと全身を震わせた。
ユリは春休みに、大学2年にしてできた初めての彼氏と初めてのセックスをした。そのさいに、彼氏から「クリトリスが敏感すぎる」と指摘を受けたのだ。
彼氏はとくに気にしている様子もなかったのだがユリ自身が気になってしまい、デリケートな相談にも乗ってくれると評判の「栗須クリニック」に足を運んだ次第だった。
階段を上り、栗須クリニックの扉を開けた。中は白を基調としたシンプルだが落ち着いた雰囲気だった。入ってすぐ、受け付けの女性に声をかける。
「こんにちは、あの、初めてなんですけど……」
「こんにちは。では問診票をお渡ししますね。」
「あ、はい」
受け付けの女性は綺麗なお姉さんといった風貌で、穏やかな物腰がユリを安心させた。
問診票を受け取り、クリトリスが過敏だという悩みをすこしためらいつつも書き込み、受け付けに提出した。
ユリは、待合室のソファーに座り、診察を待った。
「高杉ユリさーん」
「あっ、は、はい!」
「診察室までどうぞ」
受け付けの女性と違い気の強そうな年増の看護婦に呼ばれ、ユリはがばりと立ち上り、促されるままに診察室へと向かった。
しかし、診察室にいたのは、まだ30代前半くらいの男の医師だったのだ。ユリは硬直した。
「陰核の過敏症にお悩みだということでよろしいですか?」
「え、あの……はい……」
「そんなに緊張なさらずに。ではまず触診をしてみましょう。早川さん」
苦笑した医師が合図すると、早川と呼ばれた年増の看護婦が変形した椅子を運んできた。
ひじ掛けが飛び出たような形になっていて、背もたれもだいぶ倒されている。
「下半身は全部脱いで、ここに座ってください」
「えっ、そんな…」
「感覚が過敏だということは、触ってみなくてはわかりませんから。さあ。」
「……はい」
平生からノーと言えない性格のユリは、おずおずとスカートと下着を脱ぎ、椅子に座った。
「足はここよ」
「え、…きゃあ!」
早川がユリの両足首を掴み、突出したひじ掛けの部分に膝の裏を乗せた。
M字に開脚されたユリが思わず悲鳴を上げるが、お構い無しに医師はゴム手袋をした手で秘裂を左右に割った。
「うっ」
「早川さん、潤滑剤たらそうか」
「はい」
「高杉さん、ちょっと我慢しててくださいねー」
たらりと生暖かくぬめる液体が、ユリの秘所にたらされた。
「いやっ」
こんな態勢ではなにも隠せない。
自然と腿をすり合わせるような動きをすると、早川は素早くユリの手を背もたれに回し、椅子の後ろで両手首を束ねて縛った。
さらに腰をバンドで椅子に固定し、腿、膝、足首もひじ掛けが変型した部分に沿って固定してしまった。
これでもう動けなくなったユリは、真正面から医師の巧みに動く指を受け止めなくてはならなくなった。
「あ、あーーーっ!!」
陰核を包皮ごと掴むとゆるゆると撫でられた。潤滑剤が滑りを良くしているぶん、刺激は強烈だった。
「待って、待って、いやあああっ」
「こりゃ間違いなく過敏症だね。でも一応調べてみよう」
「や、や、もうやめてえっ!」
首を左右に激しく振るが、医師も早川もまったく動じない。
それどころか、医師は陰核を挟んだ親指と人差し指をすり合わせるように刺激しだした。
敏感な突起が指にもみくちゃにされ、ユリは泣き叫ぶ。
「ああぁああああああっ」
「早川さん、剥いてくれるかな」
「はい」
早川に包皮を引っ張り上げられ、ユリはびくんと痙攣した。
「ああ、高杉さん、陰核の洗浄はしていましたか?」
「はあ、はあ……、洗浄?」
「剥いて洗ってました?」
「…い、いえ…」
「やっぱり。過敏症でつらいからと言って洗わないから、恥垢がたまっていますよ」
ユリは顔が赤くなるのを感じた。
「本格的な触診の前に洗浄します。」
そう言った医師が取り出したのは、電動歯ブラシのように振動する毛がついた器具だった。
ビィィィィィン、と機械的な音を発しながら、ユリの股関に振動する器具が近づいていく。
「い、いやあぁ…」
「今まで洗浄を怠っていたぶんつらいかもしれませんが、自業自得ですよ」
「うう…」
「さあ、始めます」
ビィィィィィン…
「ああぁああああああっ、ああっ、いやっ……く、ああっやめてっやめてえええ!!」
「まだまだです、包皮と陰核のあいだにも恥垢がたくさんありますから」
「ひぃ、ひいい、…っあーーーあぁあ!!!」
ビィィィィィン……
ギシギシと椅子を鳴らし、必死で逃げようとするユリだが無駄に終わる。
ついに失禁までしてしまうが、医師は苦笑するだけで手は止めない。
5分ほどして、やっと器具が外された。
「はぁ…ああ…」
「あとは綿棒で」
「はい」
早川から医師へと、細い綿棒が手渡された。
それで陰核をくすぐられる。しかしそれは余韻に震える陰核には、刺激が強すぎた。
「いぁああ、あっ、あっ、やめてー!!!」
「こんなに恥垢をためているほうが、よっぽど恥ずかしいですよ」
「う、うう…あああ…!」
ついに包皮と陰核の隙間に、綿棒がすべりこんだ。普段なら絶対に触れられない部分を執拗にこすられ、ユリはがくがくと全身を震わせた。
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2015/07/01(水)
動悸が激しい。
顔が熱い。
自分の心臓の鼓動が聞こえてきそうだった。
ケンジの代わりに、私がする……?
ああ、でも、そんなの、……もう、駄目だ。
私の指はいつでも動く準備ができている。
まるで陸上の選手みたいに、スタートの合図を待っていた。
クラウチング・スタートなら、もう腰上げちゃってる。
――そして。
ケンジが静かに言った。
「俺、マリクリ吸いたい……」
それがスタートの合図かどうかは、もう関係なかった。
カーっと頭が熱くなり、指が勝手に動いていた。
十分に昂ぶっていた身体に、いきなり快感が弾けた。
「ああ、ああっ!」
挟んだまま、上下にしごいた。
痛いほどの快感が走り抜け、全身がびくびくと跳ねた。
「指、動かしたのか?」
「あんんっっ、う、んっっ、動いちゃ、た……」
「いいよ。そのかわり思いっきりだぞ、思いっきりヤらしく触って」
「んあっ、いやぁっ」
興奮がぶわっと大きくなって、腰がくねる。
今までで一番強引な触り方をしていた。
指先で襞をずらし、中にも触る。
直接触れた。
表面がぴんと張りつめている。
濡れた指先で押すようにしながらクニクニと捏ねるように回した。
「ぅくっっっ」
「感じてるか?」
「んんんっ、か、感じて、るっ……」
「今度はイきそうになるまでやめちゃ駄目だからな」
「あう、う、んっ」
次から次へ新しい快感がわき上がる。
私の指は、何の遠慮もなくクリを捏ねくりまわす。
普段だったら苦しいくらいの、強引な触り方。
でも、それがたまらなく気持ちよかった。
喉の奧から引きずり出されるみたいに、ひっきりなしに声が溢れていた。
「んああっ、んあああっ」
「どこをどうしてるのか言ってみ?」
「あ、んん、あ、そこを、指で、擦るみたい、にっ、あっ、ああっ」
「いつもそうやってんの?」
「ああ、違う、いつもは、もっと……そっと、でも、でも、ああっ、ケンジぃ。駄目、もう、イっちゃいそう……」
「好きなだけ感じればいいんだ。でも、イく寸前で必ず止めろよ」
「ああっ、どんどん、気持ち……うわっ」
鋭い快感が、またひとまわり大きくなった。
人さし指と薬指で左右の襞をずりあげるようにした。
中心で顕になった突起を中指が小刻みにタップしている。
そのリズムにあわせて次々と快感が走り抜け、前の衝撃を追い抜いていく。
気がつくと、凄い勢いで昇り始めていた。
高速のエスカレーターで、一気に頂上を目指しているみたいだ。
目の前に、快感の飽和点が迫っていた。
「あ、あっ、ケン、ジ、マジで、イっちゃうよっ」
「……早いな」
「ああ、嘘、もうっ、あ、ああっ、イっ」
「ストップ! マリ、指止めて」
「いやあっっ」
――ああああああああああ。
イく直前だった。
でも、指を離した。
突然刺激が消えたというそのことで、身体がびくんっと震えた。
震えて、勝手にイこうとする。
何度か痙攣した。
その度に、お腹の奧がきゅうっとなった。
でも、ぎりぎりイってなかった。
「あああっ。止、め、たっ。指、離した……」
「ふふ、マジメじゃん。素直に言うこときいて可愛いなあ」
「……ああでも、もう、もうっ」
「もう、何?」
「イきたいよっ……」
「じゃあ、指で押さえて。動かさずに、じっと押さえてて」
「ああああ……」
私はヤツの操り人形になっていた。
いわれたままに、指示された通りに動く。
指で押さえた。
動かさずに、そうしているのはちょっと辛かった。
でも、たまらなく興奮する。
普段のひとりエッチとは全然違う。
凄く感じる。
ただ、すでに限界ギリギリだった。
目の前に快感の頂きが見えている。
そこにたどり着きたくて仕方なくなってる。
「押さえた、けど、ああっ、駄目っ、指、動きそう……」
「我慢して。どうしても我慢できなくなったら、ちゃんとそういうんだぞ?」
「……触ってたら、もう、我慢っ、できないっ」
少しずつ、指が動きだす。
止めようとしてるのに、それが難しかった。
――ああ、ホントに駄目。
凄くイきたいけど、指を動かそうとは思ってない。
なのに、クリの脈動にあわせて指が勝手に擦る。
生臭い声が携帯を通して全部ケンジに伝わっている。
超ヤらしい。
ヤらしくて、気持ち、い、い……。
「駄目、……止まんない」
「じゃあ、できるだけゆっくり触れよ?」
「あああっ、そう、してるっ」
押さえようとする意思と、激しく動こうとする熱情。
それがぶつかりあって、ぐるぐると渦を巻いているみたいだ。
ずきんずきんとクリが脈打つのにあわせて、背骨に沿って震えが走る。
尾てい骨のあたりから、頭の方にゾクゾクするような刺激が伝わっていく。
普段、自分でしてる時には気づかなかった、刺激の伝わり方。興奮の高まり方。
ひとつひとつが全部、快感に繋がっていく。
「マリさぁ」
「な、何っ……」
「俺、マリクリに会いたいな」
「あぅっっ」
私の指が、勝手にそこを弾いた。
慌ててまた動きをセーブする。
「会って、キスしたい」
「ぅんんんんっ」
ああ――。
駄目。
指が。
「土曜日に会えるけどさ。でも、さすがにスケートリンクじゃ直接マリクリには会えないだろ?」
「え……あ、ああ、うん、うんっ」
「マリクリは俺に会いたくない?」
「あああああっ、あ、あ、会い、たいっ」
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2015/07/01(水)
あそこが熱を持って、ずきずきと脈打っている。
このまま続けたらもっともっと感じるとわかっていた。
――なんか私、どんどんエッチになっていく。
そういえば、今週号の『アゥアゥ』で、ひとりエッチが女の官能力を磨くっていう特集記事があったっけ。
確かに自分でする時は、自由に好きなイメージでするし、思ったように触ることができる。
でも私の場合は、ひとりエッチよりも、ケンジにされたことの方が影響がでかい。
この前ケンジにされた時から、なんか気分とか妄想とか欲求だけじゃなくて、身体自体が変わっちゃったみたいなのだ。
別に官能力磨きたいなんて思ったわけじゃないのに、身体が勝手に「もっともっと」と言ってる気がする。
それにもし雑誌の特集がホントだったら、こうしてヤツの言う通りに、だけど自分で触ってるのって、どうなんだろう?
もしかして私、自分でも気がつかないうちに、自分で自分を磨いてしまってる?
しかも、官能力なんて奇麗なもんじゃなくて、エロエロ変態性欲って気がするんですけど?
ヤツの言うとおりに、クリの左右に這わした2本の指をゆっくりと閉じていく。
襞を押しだすみたいに挟み込む。
興奮した私のそこは、とんでもなくヤらしくなっていた。
襞の外から触ってるのに、はっきりとした輪郭が感じられる。
そこはあっという間に、さっき触ってた時の大きさを取り戻していた。
くっ、と、声にならない息が漏れた。
それに反応したみたいに、微かにしわがれた声でケンジが聞いてきた。
「挟んだ?」
「ああっ、うんっ」
「どうやって挟んでる?」
「あ、あの、人さし指と中指で……」
「じゃあ、そのまま動かさずにじっとしてろな?」
「あ、あっ、う、ん……」
頭が熱くて、朦朧としてる。
なのに、はっきりと意識が集中している部分がある。
ケンジの声。
自分の指。
そして、ずきずき疼くクリ……。
――ああ、おかしい。
おかしくて、気持ちいい。
自分がしていることが、よくわからない。
恥ずかしい。恥ずかしいけど、このままじゃ終われない。
最後まで、イくまで、――ああ、ケンジっ。
「マリさ、知ってた?」
「……な、何?」
「クリトリスって、男のペニスと同じようなもんなんだって」
「何、が……?」
「女と男とで構造とかは違うわけだけど、発生学的には同じものが分化したんだってよ」
ああ、もうっ。
コイツの頭には、そういうエロい情報しか詰まっていないのか?
って、そういうことしか詰まってなさそうだ……。
でも、今は私の脳味噌だってエロエロの極致だ。人のこといえない。
指の間でドクドクと脈を打ってる“それ”と“あれ”が同じだなんて、そんなこと言われたってどうしていいかわかんないけど。
私は何も言い返せなかった。
ヤツは一人で勝手にぺらぺら喋っていた。
「ただし、ひとつ大きな違いがあるんだな。ペニスはさ、男性器であると同時に排泄器官でもあるだろ? でもクリトリスは、ただ快感を感じるためだけに存在してるんだよ。そんな器官は、人間の身体の中でも唯一クリだけなんだって。……って、ネットの受け売りだけどさ」
ケンジの話は、ほとんど聞いてなかった。
指動かしたくなっている……。
そのことで頭がいっぱいだった。
動き出しそうになる指先を押さえることに、意識を集中している。
指から、脈が伝わってくる。
それは間違いなく、快感を保証している。
「動かしちゃ駄目」そう思っていた筈なのに、いつの間にか「動かしたい」に変わっている。
欲求が、私を激しく誘惑する。
――ああ、もう、どうしたらいいの?
我慢できなかった。
ほんの少しだけ、こっそり動かした。
その途端、なんともいえない快感が走り抜けた。
大きな喘ぎ声を上げそうになった。
くふっと、鼻が鳴った。
なんとか息を押し殺した。
それが精一杯だった。
どうやらケンジには気付かれなかったらしい。
ヤツはおしゃべりを続けていた。
「しかも、神経の量はペニスと同じ。なのに、サイズは全然違うだろ? 単位面積あたりの神経分布を考えたら、そりゃ敏感だろって話」
や、だ……。
聞いてないつもりだったのに、突然イメージが膨らむ。
ケンジの“あれ”の感触や重さを思い出していた。
とうてい片手にはおさまらないサイズ。大きくて熱くて、ちょっと凶暴そうで、でも、そこに触るとそれだけで私はおかしな気分になる……。
“あれ”って、どうしてあんなにサイズが変わるんだろう?
クリだって膨らむけど、あそこまで大きく変化はしない。
そもそも、あまりにサイズが違う。
あれと同じだけの神経が、私の指先に挟まれてる小さな器官に詰まっている? それって本当なんだろうか?
――ああ、どうしよう。
確かにそこは、凄く敏感だ。
こうして挟んでいると、疼く度にそれだけで快感が走る。
そして、どんどん欲求が湧いてくる。
気持ちよく、なりたい。
もう、ほんとに限界だった。
53:08/02/09 02:54 ID:xSltoXxT
我慢できずに、またちょっと指が動いた。
今度ははっきり声が漏れた。
「あぅっ」
「あ、オマエ、指動かしただろ?」
「だ、……だってっ」
「だって、何?」
「あ、あのっ、押さえてると、おかしくなる」
「おかしくなっていいよ、なればいいじゃん」
「……もう、なってるよ。ケンジの言う通りに、しちゃってるし」
「動かすなっていったんだぞ?」
「今は、止めてるよ……」
「どんな感じだ?」
「ズキズキする……」
「どこがズキズキするんだ?」
「あっ、あのっ、……クリが」
「疼いてるってこと?」
「うん、うんっ」
脈が大きくなっていた。
まるでそこが意思を持っていて、動かして欲しいと言ってるみたいだ。
……したい。指を、動かしたい。
――おかしくなる。
「……ね、ねえっ」
自分じゃないみたいな生々しい声。
ああ、欲情してる。
したくてたまらない。
「マリクリぃ~」
ああ、呼ばれた。
呼ばれちゃったよ。
「……は、はい」
「お、すげー素直じゃん」
「だ、だって……」
「マリクリ」
「ああっ、もう、駄目っ、もうホントに」
「ホントに、何?」
「指、動いちゃうよ」
「もうちょっとだけ待てってば」
「もう、我慢できなくなりそう……」
「じゃあ、ルールその1」
「な、何っ?」
「俺はマリクリにいっぱい触りたい。でも、今は触ることも舐めることもできないだろ? だから、ルールその1。今日はマリが俺の代わりに触るんだから、俺と同じくらいマリクリに対する愛を持ってやること」
「……ええっ? え、あっ、う、うんっ」
「ルールその2。我慢したりしないで、いっぱい声を出すこと」
「う、う、んっ……」
「ルールその3。俺の指示にはちゃんと従うこと」
「ああっ、うん。……わかっ、た」
その後ちょっとの間、ケンジは黙り込んだ。
沈黙すら、私を燃え上がらせる。
激しい期待と予感が、指の内側で震えていた。