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2015/07/27(月)
「あ…まって…かおるく…」
「何言ってんの。あんなにジュルジュル音立てて、好きな子がよがっちゃってるトコ見て
勃起したクリ見ちゃったら俺もう我慢できないって」
好き…―― その言葉にびくんと体が跳ねる。
言われ慣れてないわけじゃないけれど、改めてそんな風に言われると恥ずかしくて仕方ない。
そう言って薫くんは何故か後ろのテーブルの方に体を向けて、まだ残ってるらしい日本酒をぐいっと飲む。
何をしているんだろう…と思っていると、そのお酒を少し口に含んだまま、ゆっくり私のクリトリスを唇に
挟んだ。
「えっあ…あっ…やあっ!ちょっ…!」
その行動に最初は理解できなかった。しかしそのまま舌でチロチロされていくうちに、クリトリスの芯の
辺りが…ジンッと熱くなっていくのを感じた。
「あっ…ああぁ!」
唾液に混じってアルコールを塗りたくられた私の淫核は灼かれるような熱い感覚を覚えた。
それを覆うように、薫くんは容赦なく私のクリトリスを舐め上げる。
「いっ…いやあぁ!やっ…あついのぉッ…」
必死にイヤイヤする私を尻目に、薫くんはちゅぷっと音を立てて淫核から口を離すと、人差し指で
ころころと転がす。根元の回りをねちっこく、一周…二周…といじる。時折ぴんっと指先で弾かれると
「んあぁッ!」
と、喘いでしまう。
先ほど、薫くんによって剥かれたクリトリスはアルコールの刺激に敏感に反応して、ジクジクと私の
奧を蝕んでいく。そして薫くんは指と舌を巧みに使い、責め立てていく。
お酒に酔ったクリトリスは程なく真っ赤に染まり、ぷくっと膨らんでいる。まるで充血しているようだった。
さっきイカされたのに、再びいじられて…
普通は一度イッちゃうと、後はしばらくくすぐったい感じがするって聞くけど、そんな余裕すら与えない。
ただただ刺激を与えられて私はよがるしか無かった。
弓なりに背中を反らせて、恥ずかしさに目を閉じてじっと耐える。すると突然クリトリスをコリッと
何かで引っ掻かれるのを感じた。突然の事で「ヒッ…」と声を上げて薫くんの方を見ると
「なっ、いやッ…ら…なに持ってるのぉッ…」
薫くんが持っていたのは、竹製の耳かき。それでさっき私の淫核を掻いてたのだ。
ただでさえ敏感なクリトリスを、更に擦ろうと持ってきたらしい。
「やっ…ソレいや!なんか痛そうだからイヤッ…」
「大丈夫。痛くしないって」
「いっ…いやぁッ…」
「最後まで皮剥いちゃうからね」
「いやいやッ…ああぁっっ…!!」
薫くんが私のクリ皮を上から少し指で摘む。そうして耳かきを皮に引っかけてお腹の方へ持って行った。
一瞬皮を引っ張られてぴりっとした痛みが走ったけれど、濡らした指でクリを優しく押さえつけるように
触れてくると、それ以上の快感がそんな痛みを容赦なく覆っていった。
ついに私は好きな男の子の前で最後の根元までクリトリスを見せる形となってしまった…「すっげ…ぴくぴくしてるじゃん。やーらしい」
「ひゃっ…あうっ……んんっ…ひあ…あふ…や…らぁ…」
最早言葉にならない声を上げ続ける私なんてお構いなし。
クリトリスの根元から先端までコリ…コリ…と優しく擦っていく。孫の手で背中を掻いていく感じ。
単調なリズムだが、何度も何度もされるとそれだけで口をだらしなく開けてピクピク震えてしまう。
すごく優しくされているようで、痛くは無かった。時折、耳かきの背で押しつぶされたりすると、もう
それだけで腰がはしたなく前後に動いてしまう。
そして舌をクリの下に宛がうと、上を耳かきで擦る。
「よーしの?」
「あっ…あっ…」
「吉乃は、口でされる方が好き?」
不意に聞かれる。もう何も考えられなくて上手く答えられなくて、でも止めて欲しくなくてコクコクと
何度も頷いた。
「耳かきがいい?舌がいい?」
「んッ…あぁッ…!」
「どっちー?」
にやにやと笑いながらずっと耳かきで根元をコリコリされる。
聞き方がいやらしすぎる。
これ答えなかったらずっと耳かきでいじるつもりなのか…
それもいい。でも今日はどうせなら優しくイかされたい。
外気の冷たさに耐えきれず、もうどうにでもしてって状態だった私は目に涙を溜め、甘ったれた声で叫んだ。
「ちゅうってして…!いっぱい吸ってぇ…!!」
「ん、いいよ…」
優しく薫くんはそう返すと、耳かきを離す。その代わり唇を再びクリに被せて優しく吸ってきた。
空気に晒されていたクリトリスは薫くんの唇でじんわりまた熱を持ち始める。
そうしながら、薫くんはいつの間にか自分のベルトを外し、硬く強ばったおちんちんを取り出していた。
けれども挿入はせず、私の感じている所を見ながら自分で自身を擦り始める。
――普段そんな風にして私の事想像しながらオナニーしてくれているのかな…
そう考えると急にいじられる快感とは違ったものが胸をキュウッと締め付けてきた。
ほんの少し情けないけれど、でも…それすらも愛おしい。その姿さえも私自身を昂ぶらせてくる…
「あっ…ああぁッ…うぁん!」
「吉乃のクリ…すっげ可愛い…」
「ん…やっあぁ…」
「吉乃っ…すっげえ可愛い…」
「あッ…いやあぁッ…」
「っ…好きだよ…」
頭の中が真っ白になる。それは真夏の太陽のように眩しくて、翻弄されるままの私を焦がしていくのだ。
日射病で頭がくらくらする感じが延々続いていくがそろそろ終わりが近づいてきたようだ。
足がぴくぴく震えてくる。ついに限界が近づいてきた…
「もうっ…もう駄目ェッ…!」
「んっ…イっちゃいな」
優しくチュルチュル吸い上げる。限界までキツく吸うという感じではなく、口の中の唾液でクリをふわふわ
泳がせる感じ。吸い上げながら舌でクリの根元を優しくほじる。
言葉はS寄りなのにまるで割れ物に触れるような甘い動きに私は我慢などという言葉をすっかり忘れて
しまっていた。
「あッ…ひあッ…あああぁぁぁぁぁぁ!!」
一瞬びくんッと体が強ばる。それを合図に全身を震わせて、私は盛大にイってしまった…それからも朝方近くまで散々蕩かされた。舐められて、吸われて、時々やんわりと甘噛みされて。
ようやく向こうが満足したようにオナニーで達した所で、今回のエッチは幕を閉じたのだった。
終わった頃にはクリトリスは今まで無いくらいにぷっくりと真っ赤に膨れ上がっていて…
本人もここまでやるつもりは無かったらしく、落ち着いてしばらくしてから必死に謝られた。
ただ、今回は最後まで本当に挿入はされなかった。薫くん曰く「これをオカズにもう一回後で抜く」らしい…
直に言われるとかなり恥ずかしい…
体を拭いてもらって、お風呂を借りたりしてるうちにもう朝7時を回っていて、夜の疲れと酔いが全然取れて
なかった私はその日学校をサボったのだった。
一緒にいる間、何度も時間が取れなくてごめんねって言って頭を撫でてくれた。
普段の優しい彼氏の態度に、涙が出そうな程嬉しかった…
それでも素直にそんな所見せるのも癪だった私は、時間がなかなか取れなかったけれど、長時間責められてたら
色々と溜まっていたものが吹っ飛んじゃったからいいよ…とか言っておいた。
すると、嬉しそうに「じゃあこれからはあんな感じで頑張っちゃおうかな」なんて返してくる薫くん。
何を言うんだこの人は……
驚きとか呆れとか恥ずかしさとか…嬉しいとか…色んなものが胸を駆けめぐってくる。が、結局口から
出た言葉は
「…ばかね」
なんて…小さな罵倒だけだった。
(了)