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2015/07/02(木)
俺の姉ちゃんは完璧超人だ。
昔モデルをやってたお母さん似で(俺は平凡な父親似)趣味はピアノ、料理。成績優秀、容姿淡麗、オマケに運動神経抜群。
俺の取り柄は先に産まれたら姉ちゃんに全部持っていかれたらしい。
両親からも可愛いがられてるから姉ちゃんの部屋にはグランドピアノに防音完備の大きな部屋。
俺は屋根裏を改装した小さい部屋。
でも別に俺は姉ちゃんをひがんではいない。
姉ちゃんは俺にも凄く優しい。
「ねぇ、優。クッキー焼いたから一緒に食べよッ」
「ほら!優にマフラー編んだの」
…はっきり言って姉ちゃんが大好きだ。
だから姉ちゃんの秘密を誰にも言わない。
「ただいまぁ。優、今日お父さんとお母さんデートしてくるって。晩御飯はお姉ちゃんが優の大好きな物作るからね」
そう言って学校の制服を着替えに姉ちゃんは自分の部屋に入っていった。
今日もやるのかな?
姉ちゃんの秘密。
俺は姉ちゃんの部屋に仕掛けた隠しカメラを起動する。
「……ハァハァ。…駄目ぇ我慢出来ない。優にご飯作らなきゃいけないのにぃ…。学校のトイレであんなに扱いたのにぃぃ」
姉ちゃんは極度のオナニー狂いだ。隙あらばオナってるらしい。
小学生の頃から姉ちゃんはオナニーをしている。偶々見たその光景はとても普段の姉ちゃんからは想像出来ない姿だった。
姉ちゃんはオナニーの時に誰かに触られてる事を想像してしてるらしい。
小6のクリスマスの時にピアノをしたいから防音にしてと親に言ってたがオナニーでイクときの叫び声を我慢出来なくて防音にしたかったんだろう。
今だって…
「良いぃぃ…クリトリス気持ち良い。潰してぇ!麗奈のクリを揉み潰してぇぇぇ~!」
姉ちゃんは鍵の掛かる箱から色々な道具を取り出す。
「ひぁぁぁぁッ…歯ブラシらめぇぇ…麗奈のクリ磨いちゃ…らめぇぇぇ…」
自分でやってるのに電動歯ブラシをクリトリスに直充して哭き叫ぶ姉ちゃん。
姉ちゃんの凄い所は…
「イッたぁ…イっちゃったからぁぁ…赦してぇぇ…クリトリス壊れちゃうぅ…」
姉ちゃんはイキながらでもオナニーを止めようとしない。アヘ顔でろれつの回らない叫び声をあげる姉ちゃんはどんな時よりも可愛くみえる。
俺は……姉ちゃんが…
「優。ごめんね、ご飯作るの遅くなって」
今の姉ちゃんは普段の優しい感じに戻ってる。
誰も知らないオナニー狂いの姉ちゃん。
さっきまでオナニーをしてた指でご飯を作ってたかと思うと…
「麗奈姉。ご飯食べたら一緒にビデオ見ない?」
「ビデオ!観る観る。あっ、怖いのはやだよ?優とビデオ観るなんて久し振りだな」
嬉しそうな姉ちゃんの顔。食事が終わって一緒に食器をかたずけてから二人でリビングのソファに座る
「ねぇ?何の映画」
「凄く楽しいと思うよ」
「わぁ!本当?優と一緒に観れるなんて楽しみ」
…リビングに鳴り響く女の甘いあえぎ声。
下にうつ向き身体を震わせる姉ちゃん。
「……優ぅ。……なんでぇ…」
「麗奈姉。いつも最後にイク時、俺の名前叫んでたろ?」
「麗奈姉を奴隷にしたい。一生クリトリス苛めてやりたい」
長い沈黙。
リビングにはイキ狂う姉ちゃんのあえぎ声のみが垂れ流しになっている。
「……断ったら?」
「ビデオをばらまく」
「…断れないね」
そういった姉ちゃんの顔には満面の笑みが浮かんでいた。
終わり
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2015/07/01(水)
高杉ユリは、小綺麗なビルの3階にある「栗須クリニック」の看板を緊張した面持ちで見上げた。
ユリは春休みに、大学2年にしてできた初めての彼氏と初めてのセックスをした。そのさいに、彼氏から「クリトリスが敏感すぎる」と指摘を受けたのだ。
彼氏はとくに気にしている様子もなかったのだがユリ自身が気になってしまい、デリケートな相談にも乗ってくれると評判の「栗須クリニック」に足を運んだ次第だった。
階段を上り、栗須クリニックの扉を開けた。中は白を基調としたシンプルだが落ち着いた雰囲気だった。入ってすぐ、受け付けの女性に声をかける。
「こんにちは、あの、初めてなんですけど……」
「こんにちは。では問診票をお渡ししますね。」
「あ、はい」
受け付けの女性は綺麗なお姉さんといった風貌で、穏やかな物腰がユリを安心させた。
問診票を受け取り、クリトリスが過敏だという悩みをすこしためらいつつも書き込み、受け付けに提出した。
ユリは、待合室のソファーに座り、診察を待った。
「高杉ユリさーん」
「あっ、は、はい!」
「診察室までどうぞ」
受け付けの女性と違い気の強そうな年増の看護婦に呼ばれ、ユリはがばりと立ち上り、促されるままに診察室へと向かった。
しかし、診察室にいたのは、まだ30代前半くらいの男の医師だったのだ。ユリは硬直した。
「陰核の過敏症にお悩みだということでよろしいですか?」
「え、あの……はい……」
「そんなに緊張なさらずに。ではまず触診をしてみましょう。早川さん」
苦笑した医師が合図すると、早川と呼ばれた年増の看護婦が変形した椅子を運んできた。
ひじ掛けが飛び出たような形になっていて、背もたれもだいぶ倒されている。
「下半身は全部脱いで、ここに座ってください」
「えっ、そんな…」
「感覚が過敏だということは、触ってみなくてはわかりませんから。さあ。」
「……はい」
平生からノーと言えない性格のユリは、おずおずとスカートと下着を脱ぎ、椅子に座った。
「足はここよ」
「え、…きゃあ!」
早川がユリの両足首を掴み、突出したひじ掛けの部分に膝の裏を乗せた。
M字に開脚されたユリが思わず悲鳴を上げるが、お構い無しに医師はゴム手袋をした手で秘裂を左右に割った。
「うっ」
「早川さん、潤滑剤たらそうか」
「はい」
「高杉さん、ちょっと我慢しててくださいねー」
たらりと生暖かくぬめる液体が、ユリの秘所にたらされた。
「いやっ」
こんな態勢ではなにも隠せない。
自然と腿をすり合わせるような動きをすると、早川は素早くユリの手を背もたれに回し、椅子の後ろで両手首を束ねて縛った。
さらに腰をバンドで椅子に固定し、腿、膝、足首もひじ掛けが変型した部分に沿って固定してしまった。
これでもう動けなくなったユリは、真正面から医師の巧みに動く指を受け止めなくてはならなくなった。
「あ、あーーーっ!!」
陰核を包皮ごと掴むとゆるゆると撫でられた。潤滑剤が滑りを良くしているぶん、刺激は強烈だった。
「待って、待って、いやあああっ」
「こりゃ間違いなく過敏症だね。でも一応調べてみよう」
「や、や、もうやめてえっ!」
首を左右に激しく振るが、医師も早川もまったく動じない。
それどころか、医師は陰核を挟んだ親指と人差し指をすり合わせるように刺激しだした。
敏感な突起が指にもみくちゃにされ、ユリは泣き叫ぶ。
「ああぁああああああっ」
「早川さん、剥いてくれるかな」
「はい」
早川に包皮を引っ張り上げられ、ユリはびくんと痙攣した。
「ああ、高杉さん、陰核の洗浄はしていましたか?」
「はあ、はあ……、洗浄?」
「剥いて洗ってました?」
「…い、いえ…」
「やっぱり。過敏症でつらいからと言って洗わないから、恥垢がたまっていますよ」
ユリは顔が赤くなるのを感じた。
「本格的な触診の前に洗浄します。」
そう言った医師が取り出したのは、電動歯ブラシのように振動する毛がついた器具だった。
ビィィィィィン、と機械的な音を発しながら、ユリの股関に振動する器具が近づいていく。
「い、いやあぁ…」
「今まで洗浄を怠っていたぶんつらいかもしれませんが、自業自得ですよ」
「うう…」
「さあ、始めます」
ビィィィィィン…
「ああぁああああああっ、ああっ、いやっ……く、ああっやめてっやめてえええ!!」
「まだまだです、包皮と陰核のあいだにも恥垢がたくさんありますから」
「ひぃ、ひいい、…っあーーーあぁあ!!!」
ビィィィィィン……
ギシギシと椅子を鳴らし、必死で逃げようとするユリだが無駄に終わる。
ついに失禁までしてしまうが、医師は苦笑するだけで手は止めない。
5分ほどして、やっと器具が外された。
「はぁ…ああ…」
「あとは綿棒で」
「はい」
早川から医師へと、細い綿棒が手渡された。
それで陰核をくすぐられる。しかしそれは余韻に震える陰核には、刺激が強すぎた。
「いぁああ、あっ、あっ、やめてー!!!」
「こんなに恥垢をためているほうが、よっぽど恥ずかしいですよ」
「う、うう…あああ…!」
ついに包皮と陰核の隙間に、綿棒がすべりこんだ。普段なら絶対に触れられない部分を執拗にこすられ、ユリはがくがくと全身を震わせた。
ユリは春休みに、大学2年にしてできた初めての彼氏と初めてのセックスをした。そのさいに、彼氏から「クリトリスが敏感すぎる」と指摘を受けたのだ。
彼氏はとくに気にしている様子もなかったのだがユリ自身が気になってしまい、デリケートな相談にも乗ってくれると評判の「栗須クリニック」に足を運んだ次第だった。
階段を上り、栗須クリニックの扉を開けた。中は白を基調としたシンプルだが落ち着いた雰囲気だった。入ってすぐ、受け付けの女性に声をかける。
「こんにちは、あの、初めてなんですけど……」
「こんにちは。では問診票をお渡ししますね。」
「あ、はい」
受け付けの女性は綺麗なお姉さんといった風貌で、穏やかな物腰がユリを安心させた。
問診票を受け取り、クリトリスが過敏だという悩みをすこしためらいつつも書き込み、受け付けに提出した。
ユリは、待合室のソファーに座り、診察を待った。
「高杉ユリさーん」
「あっ、は、はい!」
「診察室までどうぞ」
受け付けの女性と違い気の強そうな年増の看護婦に呼ばれ、ユリはがばりと立ち上り、促されるままに診察室へと向かった。
しかし、診察室にいたのは、まだ30代前半くらいの男の医師だったのだ。ユリは硬直した。
「陰核の過敏症にお悩みだということでよろしいですか?」
「え、あの……はい……」
「そんなに緊張なさらずに。ではまず触診をしてみましょう。早川さん」
苦笑した医師が合図すると、早川と呼ばれた年増の看護婦が変形した椅子を運んできた。
ひじ掛けが飛び出たような形になっていて、背もたれもだいぶ倒されている。
「下半身は全部脱いで、ここに座ってください」
「えっ、そんな…」
「感覚が過敏だということは、触ってみなくてはわかりませんから。さあ。」
「……はい」
平生からノーと言えない性格のユリは、おずおずとスカートと下着を脱ぎ、椅子に座った。
「足はここよ」
「え、…きゃあ!」
早川がユリの両足首を掴み、突出したひじ掛けの部分に膝の裏を乗せた。
M字に開脚されたユリが思わず悲鳴を上げるが、お構い無しに医師はゴム手袋をした手で秘裂を左右に割った。
「うっ」
「早川さん、潤滑剤たらそうか」
「はい」
「高杉さん、ちょっと我慢しててくださいねー」
たらりと生暖かくぬめる液体が、ユリの秘所にたらされた。
「いやっ」
こんな態勢ではなにも隠せない。
自然と腿をすり合わせるような動きをすると、早川は素早くユリの手を背もたれに回し、椅子の後ろで両手首を束ねて縛った。
さらに腰をバンドで椅子に固定し、腿、膝、足首もひじ掛けが変型した部分に沿って固定してしまった。
これでもう動けなくなったユリは、真正面から医師の巧みに動く指を受け止めなくてはならなくなった。
「あ、あーーーっ!!」
陰核を包皮ごと掴むとゆるゆると撫でられた。潤滑剤が滑りを良くしているぶん、刺激は強烈だった。
「待って、待って、いやあああっ」
「こりゃ間違いなく過敏症だね。でも一応調べてみよう」
「や、や、もうやめてえっ!」
首を左右に激しく振るが、医師も早川もまったく動じない。
それどころか、医師は陰核を挟んだ親指と人差し指をすり合わせるように刺激しだした。
敏感な突起が指にもみくちゃにされ、ユリは泣き叫ぶ。
「ああぁああああああっ」
「早川さん、剥いてくれるかな」
「はい」
早川に包皮を引っ張り上げられ、ユリはびくんと痙攣した。
「ああ、高杉さん、陰核の洗浄はしていましたか?」
「はあ、はあ……、洗浄?」
「剥いて洗ってました?」
「…い、いえ…」
「やっぱり。過敏症でつらいからと言って洗わないから、恥垢がたまっていますよ」
ユリは顔が赤くなるのを感じた。
「本格的な触診の前に洗浄します。」
そう言った医師が取り出したのは、電動歯ブラシのように振動する毛がついた器具だった。
ビィィィィィン、と機械的な音を発しながら、ユリの股関に振動する器具が近づいていく。
「い、いやあぁ…」
「今まで洗浄を怠っていたぶんつらいかもしれませんが、自業自得ですよ」
「うう…」
「さあ、始めます」
ビィィィィィン…
「ああぁああああああっ、ああっ、いやっ……く、ああっやめてっやめてえええ!!」
「まだまだです、包皮と陰核のあいだにも恥垢がたくさんありますから」
「ひぃ、ひいい、…っあーーーあぁあ!!!」
ビィィィィィン……
ギシギシと椅子を鳴らし、必死で逃げようとするユリだが無駄に終わる。
ついに失禁までしてしまうが、医師は苦笑するだけで手は止めない。
5分ほどして、やっと器具が外された。
「はぁ…ああ…」
「あとは綿棒で」
「はい」
早川から医師へと、細い綿棒が手渡された。
それで陰核をくすぐられる。しかしそれは余韻に震える陰核には、刺激が強すぎた。
「いぁああ、あっ、あっ、やめてー!!!」
「こんなに恥垢をためているほうが、よっぽど恥ずかしいですよ」
「う、うう…あああ…!」
ついに包皮と陰核の隙間に、綿棒がすべりこんだ。普段なら絶対に触れられない部分を執拗にこすられ、ユリはがくがくと全身を震わせた。
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2015/07/01(水)
おかしい。
ケンジの言葉が、ダイレクトに指に伝わってしまう。
頭がどうかなりそうだ。
指はゆっくりじゃなきゃいけないんだ。
なのに、もう。
どんどん、速く、そこを弾くように。
ピチカートでアレグロでフォルテッシモ。
左右に震わせて。
上下に撫でて。
押さえて、緩めて、回して、撫でて。
「もしかして、日曜も空く? スケートの次の日だから、連チャンになっちゃうけど」
「い、いい、よっ、……ああああっ、ケンジごめんっ、もう指がっ」
「じゃ、俺のウチに来る?」
「うぅっ、うんっっ」
ケンジはもう、指図しなくなっていた。
ただ、自分のペースで好きに話を続けている。
――だけど、私は。
喘ぎ混じりで必死に受け答えしながら、だけど快感のベールが頭を覆い尽くし、ほとんど何も考えられない。
――ああ、昇っていく。
昇り始めて、痺れたみたいに、背筋がぞくぞくして……。
「俺がクリ好きなのはもう十分わかってるだろ。……でも、マリはどうなのよ?」
「んっ、え、……んんっ?」
「俺としては、愛するカノジョに自分の趣味を理解して欲しい。ホントのこと言えば、理解というより、嗜好を共有する同志になって欲しいけど」
私の頭は、完全に馬鹿になっていた。
ヤツが何を言ってるのか、相変わらずよくわからない。
理解するための余白が残っていなかった。
小さな火花が、どんどん大きな花火に変わっていく。
もう少しスピードを落とさなきゃ、間違いなくすぐにイく。
だけど指は、激しくクリを弾き続ける。
そしてまた、熱い炸裂の予感が一気に膨らんだ。
「も、もう、イっちゃうっ」
「マリクリのこと、好きになってるか?」
「えぇっ? あ、ああっ、い、やっっ、もう、もうっっ」
激しい快感が背骨に沿って這い上がってきた。
それが突然頭の中で破裂し、目の奥がカっと熱くなった。
お腹の中で、何かがきゅっとなった。
次の瞬間、全身に震えが走った。
「マリクリは、俺のこと好きか?」
「あ、ああっ、す、きっ」
「マリは? マリはマリクリ好きか?」
「んああっ、……す、好きぃ。ああ、いやっ、イっちゃうイっちゃうっ、……ぁあイく、イくぅっ」
背中が反って、足がつっぱった。
右手に掴んだ携帯を、強く握りしめていた。
股間に伸ばした手が、強く押しつけられた。
ぬるっと、指が滑った。
「んんんあっ」
「そのまま触り続けて。指は止めるな」
「んうぅっ」
強くそこを押さえこんだ指が、再び動き出した。
頭の中では、必死に何かのイメージを追おうとしていた。
でも、何も浮かんでこなかった。
ただ、すぐにまた快感の波が寄せてくる。
波の動きにあわせて、次々と小さな爆発があった。
鋭い快感があわさって、痺れるような波になる。
大きな波に、一瞬指が離れた。
――あ、駄目っ。もっと、まだ、まだやめないっ。
すぐに指を戻した。
普段だったら、とっくに離して脱力している。
でも、今日はそのまま、指を動かし続けた。
刺激が強すぎて、ちょっと辛い。
それでも、指を動かす。
クリを小刻みに震わせる。
あああっ、まだっ、いい。
イくのが、長い。
ああ、ああ、ああ、ああああっ……。
さすがに、刺激が苦しくなった。
ただじっと押さえるだけにした。
そうしているだけでも、脈に合わせて弾ける快感が残っている。
ああ、気持ちいい……。
いっぱい感じてる。
そっか……。今まではすぐに離しちゃってたけど、もういいって思った後にも快感はあるんだ……。
それからも何回か、びくっとなった。
そして、その間隔が徐々に長くなり、やがて止まった。
END
急に静かになっていた。
布団の中が、自分の体温で熱い。
「マリ、どうだった?」
「ん……イった。んんっ、まだ、気持ちぃぃ……」
「マリクリは? 満足した?」
「あ……、う、ん」
「そっか。俺とマリって仲間だな」
「……んんん」
途方もなくヤらしくて、それに超恥ずかしい話をしてる。
だけど、あまり気にならない。
倦怠感の混じる余韻の中で、ほわほわとした気分に満たされている。
「じゃあ土曜はスケート、日曜はマリクリ・デーってことで」
「あ、……うん」
ケンジの声は落ち着いていた。
でも、マジで嬉しそうな感じが伝わってきた。
余韻と恥ずかしさで、こっちは全身が火照っている。
「マリ」
「うん」
「好きだ」
「……うん、私も」
「マリクリ」
「うっ、……う、ん」
「好きだ」
「う、ん……」
阿呆な会話が、甘く感じた。
日曜日はまた、ヤツと二人きりになるらしい。
たった今イったばかりだというのに、それが待ち遠しい。
やっぱ私は、ケンジのエロ・ウイルスに感染してしまったみたいだった。
END