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クンニ

クリトリスが大好きなHな女子のためにクリ責め小説や漫画を紹介!
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2015/06/30(火)
 メールだ。他の人とは別の着メロにしてあるから、ヤツからだとわかった。
 時計を見ると深夜の1時過ぎ。
 メールなら、最悪私が寝ててもオッケーだと考えたんだろう。
 ドライヤーを使いながら、携帯を開く。


『用件は特になし』
 ……って、何だ、これ?
 まあ、用件がなくてもメールしてくるという行為自体は、ヤツなりの愛情表現だと思えなくもない。
 そっけないところが「ヤツらしい」といえばいえるし。
 だけど、そこまで好意的に受け取るのってどーよ? ちょっと、寛大すぎるんじゃないか、私。
「もう少し気の効いたメル打たんかボケ」と、文句言ったっていいわけで。
 残念なメールを送ってきたのは私のカレシ、ケンジだ。
 中学の時の同級生だけど、つきあいだしたのは去年から。
 メールからもわかるように、基本的にそっけない。
 どうやら特に私に対してそうみたい。自分の女にはクールに決めたいとか、そういう見栄みたいなものかもしれないが。
 一緒にどこか行く時も、手とか繋いだことないし。
 ま、私も甘ったるいの得意な方じゃないから、いいんだけどね。
 ただヤツは、何かの拍子で度を超して粘着質な一面を見せることがある。
 だから、クールなのは見栄というより、自分のねちっこさを隠そうとしてるんじゃないか、と私は思っている。
 
 髪を乾かしながら、ブラッシングを終えた。
 余談だけど、去年の夏前に前下がりのボブにしてから、髪の手入れが断然楽になった。乾くのも速いし。
 部屋の照明を落とし、ベッドへ潜り込む。
 手を伸ばして携帯を掴んだ。
 メールに返事するか、それとも声聞かせてやるか――。
 さっきの無意味なメール本文について、たっぷり説教してやるのも悪くないかもしれない。
 でも、明日ガッコもあるし、そろそろ寝ないとマズいのも確かだ。
 ――ま、ここはメールにしとくか。
 メール作成画面に進む。
 でも、本文を打っているうちに、また着信があった。
 ヤツから2度目のメールだった。
 
『マリクリ、起きてる? 起きてたら、返事くれ』
 一瞬目が点になった。
 顔がカーッと熱くなり、それから気が遠くなった。
 大声で叫びだしたいような、どこかへ全速力で走りだしたいような、そんな感じ。
 恥ずかしさはすぐに怒りに変わった。
 これはみっちりと説教する必要がある。
 メールじゃ駄目だ。直接怒鳴ってやらなきゃ気が済まない。
 私はヤツの番号を選び、通話ボタンに指を乗せた。
 でも、ボタンを押す直前に気がついた。
 ――今返事したら、ヤツの思うツボじゃんか。
 そもそも、私はマリクリじゃない。
 だから、このメールは私宛ではないのだ。

 ……っていうか馬鹿ケンジ、いっぺん死ね!
 
私の名前はマリ、「真理(しんり)」と書いて「マリ」と読む。
年齢は秘密。
 っていうか、R指定とか成人指定っていうのが、本当のところ何歳以上なのか、ちょっと気になる年頃だったりするわけで。
 顔は、……う~ん、どうなんだろう?
 無作為抽出された男女100人が思い描く究極の美少女の平均、……とかだったらいいんだけど。
 残念ながら実際は、どこにでもいるような普通の女子だ。
 ケンジの評価はまあまあ悪くないし、女友だちは可愛いといってくれるけど。
 まあ、あまり期待しないでくれ、って感じで。
 それはさておき、私の名前はマリだ。
 マリクリなんてハンドルネームは使ったことないし、そもそもそんな言葉、聞いたこともない。
 グーグルとかで検索かければ、固有名詞とかで何か見つかるかもしれない。けど、私とは無関係だ。
 少なくとも私の知る限り、その言葉を使うのはケンジ一人。
 しかも間違いなく私に対してだけ、そう話しかける。まるで、最愛の人を呼ぶような優しい声で。
 だけど、正確には私に話しかけているわけですらない。
 マリクリっていうのは私の身体の一部、つまりクリのことで……。
 ああ、もう、やめやめやめ――。
 馬鹿でマヌケで自分勝手でヘンタイで、粘着質なくせにクールなフリしたがる残念な私のカレシ。
 って、あんまり悪口いうと、「“それ”とつきあってる私って何?」って話になるわけだけど。
 っていうか、久しぶりに再会した去年の夏祭りで、「あ、いいかも」とか思った私は、どうかしてた気がする。
 目の錯覚か何か、とにかく大きな勘違いをしたのは確かだ。
 でも、それはこの際どうでもいい。
 問題なのは、その大きな勘違いが未だに続いてるってことだ。


先週の土曜日は、長い時間ケンジの家で過ごした。
 自然に、エッチすることになった。
 なんていうか、私の方もしたかったし。
 エッチ自体はもう何度もしてたけど、ケンジの前で初めてイった。
 それまでも気持ち良くはなってたし、もうすぐイきそうな感じになることも少なくなかった。
 だから、なんとなく予感はあった。
 実をいえば期待もしていた。
 でも、まさか縛られるなんて思っても見なかったし、ケンジの雰囲気もいつもと違っていた。
 普通の、っていうか、これまでしたのとは全然違うエッチだった。
 ベッドに縛りつけられ、一番敏感な部分をたっぷり愛撫された。
 簡単にイった。
 その後、もういいっていったのに、舐められた。
 ヤツがクリ・フェチだということは気がついていた。だけど、マジで本領発揮するとどうなるのか、思い知らされた気がする。
 そこを執拗に舐められ、焦らされまくった。
 私はまた高みに押し上げられ、イかされた。
 それでも、まだ終わりじゃなかった。
 勝手にそこをマリクリと呼び、話しかけてきた。
 メチャクチャ恥ずかしかった。
 もちろん返事なんかするわけない。
 だけどヤツは、代わりに私が返事をするようにいった。
 そして、いつの間にか私は、ヤツにいわれるまま問われるままに恥ずかしい言葉を返していた。
 最後には、身体だけでなく頭の中までぐちゃぐちゃになって、またイってしまった。
 気持ち良くて、もっと気持ち良くなりたくて、我慢できなかった。
 自分自身が本当に、マリクリになってしまったような気さえした。
 今でも思い出しただけで、顔が熱くなる。
 どうかしていた。
 快感に圧倒されて、わけがわからなくなっていたんだと思う。
 残念なカレシではあるけれど、ケンジのことが好きだ。
 あの日のことだって、別に嫌なことされたとも思っていない。
 私もエッチしたかったわけだし、確かに身体の快感は未体験ゾーンだった。
 でもなんていうか、あの時は感情が追いついていかなかった。
 ああいうことは、そう何度もするもんじゃないって思う。
 あんなの毎回してたら、身体も頭もどうかなってしまいそうだし。
 とはいえ、終わった後の全身の気怠さを思い出すと、今でも微かにほわんとした気分が蘇る。
 それは単純に幸福で、なんかニマッとなってしまう。
 でも、その幸福感だけゲットってわけには、やっぱいかないんだろうなと思う。
 やっぱ、あそこまで感じまくったから、その後の脱力感すら幸せに感じたんだろうし。
 っていうか、あの日ケンジは結局、入れることもせず、気持ち良くならずに終わった。
 ……いいんだろうか? っていうか、平気だったんだろうか、それで。
 男の生理とか、結局はよくわからないけど、出さずに終わるってアリなわけ?
 なんか、後から凄く気になった。
 私としては、ケンジにも気持ちよくなって欲しい。イって欲しい。
 だから、確かにこないだの“あれ”は気持ちよかったけど、またされたいとはあまり思わない。
 というより、今度は普通にしようよ、……みたいな。


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2015/06/29(月)
今、私は初めてクリストリスという存在を知った。
「んっ、何か変」
私のクリトリスを触っている彼氏にそう抗議をする。
「そのうちめっちゃ気持ちよくなるって!! っていうか、今までの男はここいじってくんなかったの?」

彼氏の問いかけに私は小さく頷いた。

今までの彼氏は胸をいじってあとは、オマンコをほぐして挿入することがSEXだと思っているような奴ばかりだった。

だから、もちろんそんなSEXに私は感じたことがなかった。

「そうかぁ。じゃあ、俺が開発してやるよ」

彼氏はそう言うと、チュッと私のクリトリスにキスをする。

その瞬間、ビクンっと体に電流が走る。

「にしても、お前のクリ小さくて可愛いなぁ」

――チュル、ジュル、ピチャ――
「うっ、んん……」

最初は吸い付かれたかと思うと、今度は優しく舐められる。 
その度に、下半身がズクンとうずき、体全体が熱をもったように熱くなる。

「ほら、気持ちいいだろ?」
そんな声に彼氏の方を見てみれば、彼氏の指には私の愛液がべったりと付着していた。
「そんなの、見せないでよっ!!」
「何だよ。折角人が気持ちよくしてやってるのにさぁ。じゃあ、いいよ。もうしねえ」
「え?」
「もう、やめんの」
彼氏の言葉に、下半身がうずくのがわかる。こんあ中途半端で放り出されたら……。
思わず足をすり合わせてしまう。
「ねえ……」
「俺はもうやんないから、やりたいんなら自分でやれよっ!!」
彼氏はそう言うとベッドからおり、近くにあった椅子に座り私を見つめている。 
いや、正確には私のオマンコを……。
『ああ、私のやらしいところ見られてる……』
――ズクンッ――
また、下半身がうずく。このうずきをどうにかしたい。
ただその一心で、私はそろそろと指を伸ばす。
「あっ」
指がクリトリスに触れた。その瞬間またあの変な感覚がやってくる。
それでも、その変な感覚をもう一度味わいたくて、指を伸ばす。
「~~~~っ」
出そうになる声を抑えると、クリトリスの上を何度も指で往復する。
その度に、体に電流が走る。
『あっ、濡れてる……。愛液溢れてる……』
トロォと、愛液が伝うのがわかる。
「なあ、さっきからオマンコがパクパク動いてるけど、イキたいの?」
「…………」
イキたい、なんて言えるはずない。
それでも、自分のつたない動きじゃ絶頂など程遠いこともわかっている。
それに、初めて絶頂を味わえるかもしれないチャンスなのだ。
だから……。
「イキたい……イカせて」
「何? 俺にクリトリス開発して欲しいの?」
「開発してぇ」
私の言葉に彼氏はニヤニヤと笑うと、椅子から立ち上がり、ベッドに戻ってくる。

「じゃあ、お望み通り開発してやるよ」
そう言った瞬間、クリトリスを親指と人差し指でキュッとつままれる。
「んあっ」
思わず声を出したしまった私を見て、気をよくしたのか、今度はその指を小刻みに動かす。
「アアッ、んやっ……あっ、あっ」
先ほどから声が止まらない。
今までのSEXのように演技で出した声じゃなくて、こうなんていうのだろう。
ノドから勝手に出てしまう、自分でも疑うぐらいの甘い声……。
「だいぶ勃起してきたなぁ。じゃあ次はまた舐めてやるよ」
――クチュッ――
先ほどと同じ、やわらかいものがクリトリスを刺激する。
それでも、先ほどよりもすごく気持ちよくて。
「ひゃっうぅぅ……ハァ……ん」
――ジュッ、ジュルルゥ――
「あふぅ……もうダメ、ダメェェ」
クリトリスを思い切り吸われて、今までに感じたことのないような、何かがきてて、それが怖くて、思わず彼氏の顔を離そうとしたのだけど、彼氏の頭は私の股間から離れない。
「イケよ」
彼氏はそう言って、クリトリスに舌を絡めると、そのまま私のクリトリスを甘噛みする。
「んっ、ああぁあぁぁぁぁあ」
ビクンビクンと、体がはねたと思うと、そのまま頭が真っ白になった。
それが、私の初めて感じた絶頂だった。




END
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