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2015/07/13(月)
「えーっ、海行きたいよっ!」
「可奈と休み合わないし、俺9月まで時間余裕無いから無理」
「1日位……なんとかなんない?」
「んーなんないなー……」
真治は仕事が忙しい
チームのやり手だった山本さんが支社に移動してから
平日は "労働基準法?なんですかソレ?" の如く動き回り
土曜もほぼ次の週にこなす仕事の段取りで終わる
日曜は休み……でも、そんなハードな日々を清算する様に睡眠を取る
言葉にすれば"やり手の商社マン"ぽく聞こえるけど
実際は弱小会社でボロボロになってる多忙の営業マンでしかない
とにかく、あたしはつまらなかった
"仕事とあたしどっちが大事なの!"
そんなくだらない質問で詰め寄る気もない
でも、夏の一日位……あたしの為に空けてくれもイイじゃない
そんな気持ちをぶつけたのが、はじまりだった
「ねーっ、一日位イイでしょ? ね? ね?」
「あーもう、しつこいよ……」
「真治が折れれば良い事!」
「約束は出来るよ? でも、もしドタキャンしたりしたら……
可奈に文句言われるの俺だよ? 守れる確信の無い約束はしません」
敵は頑固だ……言ってる事はあたしにも判る
でも女の子は破られる約束だとしても
"わかった、お前の為に空けるよ" その言葉が欲しいダケなのに……
ダルそうに欠伸を噛み殺しながら、ベットに背中を預けた真治に
負けてなるものか! と、海への誘いを続行すると深い溜息を吐きながら
「んー可奈が、すっごいエロい水着を着るなら行ってもいいかな」
「……はぁぁ?!」
「んーっと、どこだっけな……こないだグラビア雑誌に載ってたやつ」
ワークデスクの下、経済誌やらグラビア雑誌が積み重なる場所から
一冊の雑誌を掴み真治はあたしの隣に腰を下ろした
「コレコレ、こーゆー水着持ってくるなら無理して行ってもいいよ」
「うわ、かわいい……」
想像よりも、まともなデザイン……いや、本当に可愛い水着
ホルターネックがちょっとレトロな感じで、でもサイドのカットは結構際どい
色も真っ白で凄く可愛い水着に大賛成でOKをすると
「んじゃ俺が買ってあげるよ、同じやつ」
「ほんとに? いいの?」
「うん、俺のリクエストだし買ってあげる……そのかわり」
「そのかわり……? なに……?」
「アンダーヘアの処理、俺にさせてね? スーパーホワイトだから透けるし」
絶対なにかあるとは思ってた……
エロい水着を着用するんじゃなく
正確には、エロい事をさせろ……だった
真治の笑顔が、最近怖くて仕方が無い
:08/07/05 02:41 ID:DMH3Bawi
"やっぱ……海、行かなくてもいいかな"
そんな事を思い始めた時、あたしの耳朶を生暖かい息が掠め
真治の手が、崩したあたしの脚に置かれた
「透けてるのとか、人に見られたら……イヤでしょ?」
「でもっ、自分でちゃんと出来る……からダイジョブだしっ……」
「なんで? 脚広げるの……可奈、得意じゃん? すぐ済むからさ……ね?」
耳を掠める真治の声が、熱く身体に入り込む
低く優しい声色で紡がれる選択は二択
"はいorYES" もはや選択では無い
絡みつくような声と置かれた手の感触に
身体の奥から甘い甘い疼きと劣情が湧き出した
「んんっ……っ」
「どしたのそんな声出して? 可奈ってば、やーらしぃ」
鼻にかかる僅かな声を漏らす
その声を聞き逃さない真治は、意地悪そうな顔で笑い
一切の身を引き、あたしの側から離れた
あたしの中でモヤモヤした熱が上がるのを知ってか知らずか
引いたまま、一切声もかけない真治に
身体も、この空気も堪らなくなったあたしは沈黙を破った
「ちっ、違う水着とか……無いの?」
「んーあぁ、ベットの向こう側に雑誌何冊かあるから見てみたら?」
あっさりチェンジを受け入れる真治に吃驚したのはコッチだ
少し気味が悪いな……と、思いながら
言われるままベットをのぼり、ベットと壁際のライトが設置された
その隙間に手を伸ばした瞬間
"ヤバイ……" 背後から腰を掴まれた
「やっ! 何っ、何っ?」
「いいから、早く雑誌とりなよ」
カッチリと腰を掴まれたまま雑誌に手を伸ばすも僅かに届かない
無理やり伸ばせば腰の位置が高くなり、お尻を高く上げる事になる
雑誌に手を伸ばしたまま静止するあたしに真治は
「届かない? ほんっと可奈は手がかかるよねぇ……」
背後から、深い溜息が聞こえた
あたしは溜息を吐かれる様な事をしてるんだろうか……
そんな疑問を感じるや否や、太腿の間に真治の脚が割り込み
左右に力を込められた
膝を付き四這いになっていたあたしの高さがガクンと低くなる
低くなった勢いで雑誌に手は届いたものの、既に雑誌どころの話ではない
「ちょっとっ! はっ、離してよっ!」
「いいから、じっとしてて」
「良くないしっ! ホントにちょっとっ!」
嫌だと訴えるあたしの事など、まったく気にもしない真治は
腰とお尻を僅かに覆った揺れるスカートをたくしあげた
「やあっ! ちょっとまった!まった!」
露になる下着、部屋の電気はピンスポとはいえ
普通に読書が余裕で出来る明るさ、丸見えもイイトコ
「可奈、さっきヘンな声出してたよね? ココ……もう濡れてんじゃないの?」
突き出したお尻を隠すショーツのクロッチ部分をなぞり上げる指
「ひぁっ! やっ……」
「うわ、ホントに濡れてるみたいだけど……」
クロッチの中心部分で指が止まり、ゆっくりと押し抉られる
「はぁっ、んっ……あ、あ……」
「ヤバイ、可奈すげぇ濡れてる……もう色変わってるしココ」
"ココ"と言葉を発しながらグッグッと押され、堪えた声が部屋に漏れた
「そ……そんな、事ないっ」
「だぁめ、可奈のイヤってのと、そんな事無いってのは充てにならないよ」
「ふぁ……ああっ……」
「どうしよっか……こないだ下着すごくなっちゃったし、今日は脱ごうか」
「やっ、やだっ、ホント恥ずかしいから……ヤ」
そう言い終わらない内、突き出されたお尻の
一番高い位置の布に指を通し思い切り引っ張り上げられた
「あぁぁっ! あ、あ……んっんんっ!」
「気持ちいいの? 気持ち良さそうだよね、すっごい声だもん」
「お……願いっ、ひっぱらないで、それっ、ダメっ」
「気持ちよすぎちゃう? じゃぁ……ダメじゃないよね?」
引き上げられたショーツが食い込む
上半身が下がり、下半身を突き出すカッコは
敏感な部分が全て開いたままになる
そこを、引き上げられて細く絞られた布に擦り付けられる
頭を振りながら、イヤと言い続けても
自然と腰が刺激を求め揺れていく
もう既に上半身を支えた、あたしの腕は崩れ
ベットカバーを握り締めながら切ない声を上げていた
ショーツに吸われる体液が、絞られる布を更に硬くし
不規則に引き上げられる度、あたしの声が漏れる
真治はショーツを思い切り引っ張ったまま
肩で息をするあたしの顔を覗き込み
「下着……脱いどこっか?」
耳朶に、唇が触れるかどうかの距離で囁かれる
カーッと熱くなる耳の奥、思わず漏れる上ずった声に
真治の手の力が緩んだ
「そんなに……気持ちいいの?可奈」
「は、ぁっ……ん……んんっ、ちが……気持ち、良くな……」
「まぁだ、そんなコト言うんだ? 素直じゃないよね」
「ふっぁ……あっ、あっ……ぁっん」
「まぁ……いいや、可奈膝あげて?」
緩んだ食い込みは、あたしの突き出された下半身全てを解放した
情け無い位に湿って、生暖かい布が内股を掠める
そんな感触にも身震いを起すほど、身体が敏感になっていく
頬を預けたシーツから顔を上げ
再度、腕で身体を支えながら膝を上げると
開いた脚に伸ばされたショーツから、片足が抜かれた
露になった中心から、僅かに溢れる体液
受け止めるショーツを失ったソレは
外気に晒されただけの刺激で軽く収縮を繰り返す度に
少しづつ少しづつ、内股に垂れていく
そんな内股にツーッと指を滑らせ
真治は垂れる体液の感触を広げてゆく
「恥ずかしい? それとも恥ずかしい方がいい?」
「恥ず……かしい、よっ……やっ、やぁっ」
「んー、イヤなのは判ったけど……コレなに?」
内股に滑らせた指は、背後からあたしの目の前に突き出された
目を背けたくなるほど艶を帯びた指先が
あたしの真上でぼんやり点るライトの光を反射する
「ねぇ……聞いてるの、コレ……なに?」
「しらな……」
「知らない……って、知らなく無いでしょ? 最近可奈は、我侭すぎっ
俺の言った事まったく守らないしさぁ……嘘ばっか吐くし……」
背後から覆いかぶさる様に真治が耳で囁く
あたしの体液でテラテラと光った指は
その体液の存在を、あたしの唇をなぞる事で伝えられた
「あふっ……んっ」
「ね? 凄いベタベタでしょ? 可奈、俺の指ちゃんと綺麗にして」
唇をすべる指に、舌を伸ばすと
なんとも言えない……生き物の味がした
鼻先から、甘ったるく少し酸味が混じる女の香り
ピチャピチャと舐る度、唾液と絡んだ体液の僅かな水音
一種の陶酔……それに似た何かが、あたしの脳を支配する
舐る行為に夢中になった頃、あたしの口元から指が離れ
同時に覆いかぶさった重みも消えた
「さて……どうなってるでしょう?」
楽しそうな声が、背後から飛び込んだと同時
背中が仰け反りそうな程の刺激が
開かれた中心から駆け上がった
「はぁっ、うっ……」
「あーぁ……何コレ……ねぇ、何考えて指舐めてたの?」
「……っ」
言われるまでも無かった
真治の指が唇に触れ、舌先で舐る間
下半身にはズキズキと痛いほどの疼きが湧き上がっていた
突き出されたお尻の左右に手の感触を感じる
左右の中心部分に指の感触が移動した瞬間
ただでさえ開かれたままだった中心が更に開かれ
身体の奥にまで、外気と真治の視線が刺さる
「見られるの好きなの?」
「やだっ……やっ、やぁっ……」
「だって、可奈がHの時に気持ちいいって言う時と同じにヒクヒクしてるし」
カーッと熱くなる頬、同時にぬるっとした感覚があった
「今……、一気に溢れたね」
淡々と状況を伝えられる事で、さらに煽られる
「嘘ばっか吐く子には、なんかお仕置きが必要?」
ふるふると頭を振りながら、そんなものは必要ないと訴えるも
言い出したことを、取りやめるような真治ではない
ベットから降りた真治は、脇にあった椅子に座り
静かに言葉をなげる
「可奈、さっきみたいに……頭ベットにつけて」
「な、なんで……」
「いいから、早くして」
腕の支えを肘の支えに変え
頬をベットに預けた
椅子を引きずる音が聞こえ
背後の行動が見えない事に、少しだけ怖さが湧き上がった
膝立ちのあたしの膝裏を少し前に押し出す
自然とシーツに皺がより、あたしは体勢に僅かな苦しさを感じた
「真っ赤だよ、ココ」
中心から垂れる体液を絡めた指が
刺激を貪り大きく腫れ上がったクリトリスを弾く
「はぁっ! ふ、うぅっ……」
背後から予想もつかない刺激
しかも真治からは、撫で上げる行為の力だとしても
受け止めるあたしには、撫で下ろされる刺激になる
普段と違う力の刺激に開かれた下半身全てに痺れるような刺激を与える
ほんの僅かな指の動きに、クチュクチュと音が響く
上部の狭間から垂れ流される体液は、指に絡める手間もいらない程
充血したソコに流れ、纏わりついた
足の付け根に手を付け、親指を突起に宛がうと
触れるか触れないかの僅かな摩擦を繰り返す
「はぁっ……あ、ああっ……んんっ!」
時折、指の腹を全て使い押し上げる
その不規則な刺激に泪が零れた
「気持ち……イイの? どうなの?」
「もう、もう……やめっ……」
「可奈は気持ちイイし、俺は目で楽しむタイプだし……やめる理由がないよね?」
「意地……悪っしなくても……」
「え……それ、心外だね……ってゆーか、可奈ヨガりまくってんじゃん? ほら」
両手がかけられた感触
むず痒さと切なさでズキズキと痛む場所に軽く触れ
次の瞬間一気に左右に引っ張られた
「あははは、すごい飛び出てるよ……」
「くぅっ……んっ」
「どうして欲しい? このままずっと眺めててもいいけど?」
剥き出しになったクリトリスが外気に晒される
自分自身悲しくなるほど……その晒される行為ですら快楽が走る
ただただ黙ったまま、疼く感覚を堪えると
真治は、左右に添えた親指に力を込めクルクルと扱く様に動かした
「ふぁっ! やぁ……だめぇ、それっだめだめーーっ」
「気持ちいい、もっとして……って言いなよ、素直に」
「やっ、ちが!ふぁめ……おかしくなるっ」
「あ、それ……大っ歓迎かも」
そんな笑い声が聞こえた瞬間、中心にあったクリトリスに
とんでもない刺激が与えられた
真治の舌が、ソレを舐め上げゆるゆると上下に動く
軽く舌先で弾かれる度に、目の前の景色が歪む
「はぅん、んっん……」
堪えた声が鼻にかかり出すと、舌先の感触が消え
「イキそうなんでしょ?」
決定的な刺激が絶たれ、肩で息を整えながら僅かに振り返ると
唇を指で拭う真治と目が合った
「すっごい、エロい顔してるよ? 自分で……見たい?」
「見……たくな……いっ」
恥ずかしさで、顔を背けたあたしに真治は
「可奈、脚……疲れたでしょ 立ってイイよ」
気味の悪いほどの笑顔、快楽で半分意識の飛びそうなあたしは
判り易いほどの笑顔に気が付かず、ベットの上にペタンと座りこんだ
あちこち痛む手足の痛みと
下半身の疼きに顔を歪ませながら深い溜息をつくと
背後から、あたしを抱きしめた真治が耳もとで囁く
「次は、どうされたい?」
end
「可奈と休み合わないし、俺9月まで時間余裕無いから無理」
「1日位……なんとかなんない?」
「んーなんないなー……」
真治は仕事が忙しい
チームのやり手だった山本さんが支社に移動してから
平日は "労働基準法?なんですかソレ?" の如く動き回り
土曜もほぼ次の週にこなす仕事の段取りで終わる
日曜は休み……でも、そんなハードな日々を清算する様に睡眠を取る
言葉にすれば"やり手の商社マン"ぽく聞こえるけど
実際は弱小会社でボロボロになってる多忙の営業マンでしかない
とにかく、あたしはつまらなかった
"仕事とあたしどっちが大事なの!"
そんなくだらない質問で詰め寄る気もない
でも、夏の一日位……あたしの為に空けてくれもイイじゃない
そんな気持ちをぶつけたのが、はじまりだった
「ねーっ、一日位イイでしょ? ね? ね?」
「あーもう、しつこいよ……」
「真治が折れれば良い事!」
「約束は出来るよ? でも、もしドタキャンしたりしたら……
可奈に文句言われるの俺だよ? 守れる確信の無い約束はしません」
敵は頑固だ……言ってる事はあたしにも判る
でも女の子は破られる約束だとしても
"わかった、お前の為に空けるよ" その言葉が欲しいダケなのに……
ダルそうに欠伸を噛み殺しながら、ベットに背中を預けた真治に
負けてなるものか! と、海への誘いを続行すると深い溜息を吐きながら
「んー可奈が、すっごいエロい水着を着るなら行ってもいいかな」
「……はぁぁ?!」
「んーっと、どこだっけな……こないだグラビア雑誌に載ってたやつ」
ワークデスクの下、経済誌やらグラビア雑誌が積み重なる場所から
一冊の雑誌を掴み真治はあたしの隣に腰を下ろした
「コレコレ、こーゆー水着持ってくるなら無理して行ってもいいよ」
「うわ、かわいい……」
想像よりも、まともなデザイン……いや、本当に可愛い水着
ホルターネックがちょっとレトロな感じで、でもサイドのカットは結構際どい
色も真っ白で凄く可愛い水着に大賛成でOKをすると
「んじゃ俺が買ってあげるよ、同じやつ」
「ほんとに? いいの?」
「うん、俺のリクエストだし買ってあげる……そのかわり」
「そのかわり……? なに……?」
「アンダーヘアの処理、俺にさせてね? スーパーホワイトだから透けるし」
絶対なにかあるとは思ってた……
エロい水着を着用するんじゃなく
正確には、エロい事をさせろ……だった
真治の笑顔が、最近怖くて仕方が無い
:08/07/05 02:41 ID:DMH3Bawi
"やっぱ……海、行かなくてもいいかな"
そんな事を思い始めた時、あたしの耳朶を生暖かい息が掠め
真治の手が、崩したあたしの脚に置かれた
「透けてるのとか、人に見られたら……イヤでしょ?」
「でもっ、自分でちゃんと出来る……からダイジョブだしっ……」
「なんで? 脚広げるの……可奈、得意じゃん? すぐ済むからさ……ね?」
耳を掠める真治の声が、熱く身体に入り込む
低く優しい声色で紡がれる選択は二択
"はいorYES" もはや選択では無い
絡みつくような声と置かれた手の感触に
身体の奥から甘い甘い疼きと劣情が湧き出した
「んんっ……っ」
「どしたのそんな声出して? 可奈ってば、やーらしぃ」
鼻にかかる僅かな声を漏らす
その声を聞き逃さない真治は、意地悪そうな顔で笑い
一切の身を引き、あたしの側から離れた
あたしの中でモヤモヤした熱が上がるのを知ってか知らずか
引いたまま、一切声もかけない真治に
身体も、この空気も堪らなくなったあたしは沈黙を破った
「ちっ、違う水着とか……無いの?」
「んーあぁ、ベットの向こう側に雑誌何冊かあるから見てみたら?」
あっさりチェンジを受け入れる真治に吃驚したのはコッチだ
少し気味が悪いな……と、思いながら
言われるままベットをのぼり、ベットと壁際のライトが設置された
その隙間に手を伸ばした瞬間
"ヤバイ……" 背後から腰を掴まれた
「やっ! 何っ、何っ?」
「いいから、早く雑誌とりなよ」
カッチリと腰を掴まれたまま雑誌に手を伸ばすも僅かに届かない
無理やり伸ばせば腰の位置が高くなり、お尻を高く上げる事になる
雑誌に手を伸ばしたまま静止するあたしに真治は
「届かない? ほんっと可奈は手がかかるよねぇ……」
背後から、深い溜息が聞こえた
あたしは溜息を吐かれる様な事をしてるんだろうか……
そんな疑問を感じるや否や、太腿の間に真治の脚が割り込み
左右に力を込められた
膝を付き四這いになっていたあたしの高さがガクンと低くなる
低くなった勢いで雑誌に手は届いたものの、既に雑誌どころの話ではない
「ちょっとっ! はっ、離してよっ!」
「いいから、じっとしてて」
「良くないしっ! ホントにちょっとっ!」
嫌だと訴えるあたしの事など、まったく気にもしない真治は
腰とお尻を僅かに覆った揺れるスカートをたくしあげた
「やあっ! ちょっとまった!まった!」
露になる下着、部屋の電気はピンスポとはいえ
普通に読書が余裕で出来る明るさ、丸見えもイイトコ
「可奈、さっきヘンな声出してたよね? ココ……もう濡れてんじゃないの?」
突き出したお尻を隠すショーツのクロッチ部分をなぞり上げる指
「ひぁっ! やっ……」
「うわ、ホントに濡れてるみたいだけど……」
クロッチの中心部分で指が止まり、ゆっくりと押し抉られる
「はぁっ、んっ……あ、あ……」
「ヤバイ、可奈すげぇ濡れてる……もう色変わってるしココ」
"ココ"と言葉を発しながらグッグッと押され、堪えた声が部屋に漏れた
「そ……そんな、事ないっ」
「だぁめ、可奈のイヤってのと、そんな事無いってのは充てにならないよ」
「ふぁ……ああっ……」
「どうしよっか……こないだ下着すごくなっちゃったし、今日は脱ごうか」
「やっ、やだっ、ホント恥ずかしいから……ヤ」
そう言い終わらない内、突き出されたお尻の
一番高い位置の布に指を通し思い切り引っ張り上げられた
「あぁぁっ! あ、あ……んっんんっ!」
「気持ちいいの? 気持ち良さそうだよね、すっごい声だもん」
「お……願いっ、ひっぱらないで、それっ、ダメっ」
「気持ちよすぎちゃう? じゃぁ……ダメじゃないよね?」
引き上げられたショーツが食い込む
上半身が下がり、下半身を突き出すカッコは
敏感な部分が全て開いたままになる
そこを、引き上げられて細く絞られた布に擦り付けられる
頭を振りながら、イヤと言い続けても
自然と腰が刺激を求め揺れていく
もう既に上半身を支えた、あたしの腕は崩れ
ベットカバーを握り締めながら切ない声を上げていた
ショーツに吸われる体液が、絞られる布を更に硬くし
不規則に引き上げられる度、あたしの声が漏れる
真治はショーツを思い切り引っ張ったまま
肩で息をするあたしの顔を覗き込み
「下着……脱いどこっか?」
耳朶に、唇が触れるかどうかの距離で囁かれる
カーッと熱くなる耳の奥、思わず漏れる上ずった声に
真治の手の力が緩んだ
「そんなに……気持ちいいの?可奈」
「は、ぁっ……ん……んんっ、ちが……気持ち、良くな……」
「まぁだ、そんなコト言うんだ? 素直じゃないよね」
「ふっぁ……あっ、あっ……ぁっん」
「まぁ……いいや、可奈膝あげて?」
緩んだ食い込みは、あたしの突き出された下半身全てを解放した
情け無い位に湿って、生暖かい布が内股を掠める
そんな感触にも身震いを起すほど、身体が敏感になっていく
頬を預けたシーツから顔を上げ
再度、腕で身体を支えながら膝を上げると
開いた脚に伸ばされたショーツから、片足が抜かれた
露になった中心から、僅かに溢れる体液
受け止めるショーツを失ったソレは
外気に晒されただけの刺激で軽く収縮を繰り返す度に
少しづつ少しづつ、内股に垂れていく
そんな内股にツーッと指を滑らせ
真治は垂れる体液の感触を広げてゆく
「恥ずかしい? それとも恥ずかしい方がいい?」
「恥ず……かしい、よっ……やっ、やぁっ」
「んー、イヤなのは判ったけど……コレなに?」
内股に滑らせた指は、背後からあたしの目の前に突き出された
目を背けたくなるほど艶を帯びた指先が
あたしの真上でぼんやり点るライトの光を反射する
「ねぇ……聞いてるの、コレ……なに?」
「しらな……」
「知らない……って、知らなく無いでしょ? 最近可奈は、我侭すぎっ
俺の言った事まったく守らないしさぁ……嘘ばっか吐くし……」
背後から覆いかぶさる様に真治が耳で囁く
あたしの体液でテラテラと光った指は
その体液の存在を、あたしの唇をなぞる事で伝えられた
「あふっ……んっ」
「ね? 凄いベタベタでしょ? 可奈、俺の指ちゃんと綺麗にして」
唇をすべる指に、舌を伸ばすと
なんとも言えない……生き物の味がした
鼻先から、甘ったるく少し酸味が混じる女の香り
ピチャピチャと舐る度、唾液と絡んだ体液の僅かな水音
一種の陶酔……それに似た何かが、あたしの脳を支配する
舐る行為に夢中になった頃、あたしの口元から指が離れ
同時に覆いかぶさった重みも消えた
「さて……どうなってるでしょう?」
楽しそうな声が、背後から飛び込んだと同時
背中が仰け反りそうな程の刺激が
開かれた中心から駆け上がった
「はぁっ、うっ……」
「あーぁ……何コレ……ねぇ、何考えて指舐めてたの?」
「……っ」
言われるまでも無かった
真治の指が唇に触れ、舌先で舐る間
下半身にはズキズキと痛いほどの疼きが湧き上がっていた
突き出されたお尻の左右に手の感触を感じる
左右の中心部分に指の感触が移動した瞬間
ただでさえ開かれたままだった中心が更に開かれ
身体の奥にまで、外気と真治の視線が刺さる
「見られるの好きなの?」
「やだっ……やっ、やぁっ……」
「だって、可奈がHの時に気持ちいいって言う時と同じにヒクヒクしてるし」
カーッと熱くなる頬、同時にぬるっとした感覚があった
「今……、一気に溢れたね」
淡々と状況を伝えられる事で、さらに煽られる
「嘘ばっか吐く子には、なんかお仕置きが必要?」
ふるふると頭を振りながら、そんなものは必要ないと訴えるも
言い出したことを、取りやめるような真治ではない
ベットから降りた真治は、脇にあった椅子に座り
静かに言葉をなげる
「可奈、さっきみたいに……頭ベットにつけて」
「な、なんで……」
「いいから、早くして」
腕の支えを肘の支えに変え
頬をベットに預けた
椅子を引きずる音が聞こえ
背後の行動が見えない事に、少しだけ怖さが湧き上がった
膝立ちのあたしの膝裏を少し前に押し出す
自然とシーツに皺がより、あたしは体勢に僅かな苦しさを感じた
「真っ赤だよ、ココ」
中心から垂れる体液を絡めた指が
刺激を貪り大きく腫れ上がったクリトリスを弾く
「はぁっ! ふ、うぅっ……」
背後から予想もつかない刺激
しかも真治からは、撫で上げる行為の力だとしても
受け止めるあたしには、撫で下ろされる刺激になる
普段と違う力の刺激に開かれた下半身全てに痺れるような刺激を与える
ほんの僅かな指の動きに、クチュクチュと音が響く
上部の狭間から垂れ流される体液は、指に絡める手間もいらない程
充血したソコに流れ、纏わりついた
足の付け根に手を付け、親指を突起に宛がうと
触れるか触れないかの僅かな摩擦を繰り返す
「はぁっ……あ、ああっ……んんっ!」
時折、指の腹を全て使い押し上げる
その不規則な刺激に泪が零れた
「気持ち……イイの? どうなの?」
「もう、もう……やめっ……」
「可奈は気持ちイイし、俺は目で楽しむタイプだし……やめる理由がないよね?」
「意地……悪っしなくても……」
「え……それ、心外だね……ってゆーか、可奈ヨガりまくってんじゃん? ほら」
両手がかけられた感触
むず痒さと切なさでズキズキと痛む場所に軽く触れ
次の瞬間一気に左右に引っ張られた
「あははは、すごい飛び出てるよ……」
「くぅっ……んっ」
「どうして欲しい? このままずっと眺めててもいいけど?」
剥き出しになったクリトリスが外気に晒される
自分自身悲しくなるほど……その晒される行為ですら快楽が走る
ただただ黙ったまま、疼く感覚を堪えると
真治は、左右に添えた親指に力を込めクルクルと扱く様に動かした
「ふぁっ! やぁ……だめぇ、それっだめだめーーっ」
「気持ちいい、もっとして……って言いなよ、素直に」
「やっ、ちが!ふぁめ……おかしくなるっ」
「あ、それ……大っ歓迎かも」
そんな笑い声が聞こえた瞬間、中心にあったクリトリスに
とんでもない刺激が与えられた
真治の舌が、ソレを舐め上げゆるゆると上下に動く
軽く舌先で弾かれる度に、目の前の景色が歪む
「はぅん、んっん……」
堪えた声が鼻にかかり出すと、舌先の感触が消え
「イキそうなんでしょ?」
決定的な刺激が絶たれ、肩で息を整えながら僅かに振り返ると
唇を指で拭う真治と目が合った
「すっごい、エロい顔してるよ? 自分で……見たい?」
「見……たくな……いっ」
恥ずかしさで、顔を背けたあたしに真治は
「可奈、脚……疲れたでしょ 立ってイイよ」
気味の悪いほどの笑顔、快楽で半分意識の飛びそうなあたしは
判り易いほどの笑顔に気が付かず、ベットの上にペタンと座りこんだ
あちこち痛む手足の痛みと
下半身の疼きに顔を歪ませながら深い溜息をつくと
背後から、あたしを抱きしめた真治が耳もとで囁く
「次は、どうされたい?」
end
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2015/07/12(日)
週末、急ぎの仕事が入る真治
深夜の高速に乗り、少し離れた子会社に資料を運ぶ
今時直に持ち込まなくてもファックスすればいいだけの事
でも、それを敢えて直に運ぶのは理由があった
北陸方面に向かう高速
一人ならば眠気を伴う単調な道
こんな行為さえしていなければ
都会から離れた、澄んだ空気の星空を
彼氏とドライブする感覚で楽しんだのに……
クチュッ、クチュッ
車内に響く水音……
「ね……ねぇ、んっ…んっ」
「なに? どうしたの?」
「や、やめようよ……もうっ、あっ、あぁっ……」
「なんで? 可奈すっごい気持ちよさそうジャン?」
こちらに少し顔を傾けた真治は、微笑んだ
返ってきた言葉にウソは無い
スカートの中に伸びた手の先からは絶え間なく水音が響く
僅かな音量で流したBGMは、あたしからの荒い呼吸で
既に無意の無いものになっていた
「ねぇ? 今からちょっと山本のトコ電話するから……可奈、声とか我慢してね?」
まるで子供を諭す様な口調とは裏腹に
真治の指先が、体積を増し此処だと主張する突起を強く擦り上げる
「あっ!やぁっ、あんっ……んんっ……」
「可奈ァ、ちゃんと我慢出来る? 大丈夫?」
「お、お願いだから……電話っ、ちゃんと携帯でっ……」
「無理無理、だって片手は可奈で塞がってるもん……ハンドル握れなくなるじゃん?」
ハンドルを握っていた手がボタンを押す
車内のスピーカーからは、真治の同僚を呼び出す音が流れた
相変わらず、ゆるゆると狭間をなぞる指は
差ほど強い刺激は与えて来ない
でも、問題はそんな事じゃない
電話はハンズフリー、高性能マイクはきっと
スカートの中で遊ぶ指が生み出す水音まで確実に拾う
彼氏と彼女の、ほんの戯れだ
真剣に嫌だと伝えればやめてくれる
そう思ったあたしは
「真治っ、やっぱ……」
全てを伝える前に、呼び出し音がとまった
「もしもし?」
「あ、山本? 俺だけど……」
遅かった……
そう思ったと同時、真治の指が動き出した
狭間を指で開き、溢れる体液を絡めた中指が
もうはちきれそうな程に充血したクリトリスに軽く触れた
その瞬間、背中に走る痺れたような感覚に
体がぶるりと震え、自然と脚を閉じる
閉じた脚の付け根に置かれた真治の手は
何の支障も無い様に、そのままクリトリスを擦ってゆく
時折強く擦り上げられ中が収縮する度
閉じられた脚の付け根から、更に溢れ出す体液の感覚が広がった
「っ……くぅ……ぁあ……」
唇を噛み締めながら耐えるも限界が近い
僅か漏れた声に
「……ん? 誰か居るの?」
「あぁ、可奈が助手席で寝てるんだよ……今、寝言いってる」
「なんだよ、仕事中だろ? 女なんか乗せて移動してんじゃねぇよ」
「部長に言うなよ? って……あ、ちょい割り込みだ、また連絡入れる」
通話の終了した信号音
スカートから抜かれた手
あたしは安堵の溜息を吐いた
「可奈……なんで脚閉じてんの?」
「だっ、だって……」
「だってじゃないよ、閉じたり出来ないようにされたい?」
「やっ、やだ……真治あたしそんな趣味とかないからっ……」
「じやぁ、脚閉じたりしない事」
ぬるりとした感触の指先が
あたしの唇を伝い顎を通過して首筋に落ちていく
甘さと酸味の混じった、何ともいえない雌の香りが鼻につく
「可奈、足……そこのドアの取っ手に乗せて」
「えっ……」
「大きく開いてくれなきゃ、また閉じるでしょ?」
「やだっ、恥ずかしいよ! それに隣の車から見え……」
「やじゃないでしょ? さっき山本が電話に出た瞬間一気に溢れてたよ?
可奈は恥ずかしいのが好きなんだよ……いいから早く足乗せて」
淡々と指示する真治の言葉は、不思議と逆らえなかった
そこに間違いが無いから
ドアの開閉用に設置された取っ手に、つま先を乗せる
思い切り開脚されると、短いスカートはせりあがった
運転席の真治が少し前に屈んで覗き込めば
等間隔で設置された高速道路の照明が車内に差込み
左右に開ききった狭間に濡れたショーツが張り付き
薄い生地が透け露に照らされる
「可奈、すっごい濡れてる……やっぱ恥ずかしい事されるの好きっぽいね」
「は、ぁっ…そんな事無……いっ」
「俺なんにもしてないのに、息あがってんじゃん」
何一つ間違ってはいない
真治の言葉一つ一つに、言葉では表せないようなもどかしい感覚が走る
何も無かったように両手で握られるハンドル
相変わらず、脚を開いたままのあたし
何もされていないのに……体の中心から下半身に熱い何かが走る
そのもどかしい熱さが受け止めきれず、無意識に身体を震わせ
両手で握られたハンドルが片手になるのを心のどこかで待っていた
閉め切った車内に僅か聞こえるエンジンの音
やっとBGMが耳に流れ込んだ頃、真治はクスクスと笑いながら
「可奈、自分で判ってる?」
「え……な、なに?」
「シート……シミが出来てる」
「……っ!」
「カークリーニング出したら、一発でバレるよね掃除する人に」
ショーツでは受け止められなくなった体液は
当然溢れ自分の座った助手席のシートが受け止めた
恥ずかしさで俯いたあたしに
「ほら、こっちの足ちゃんとして…」
太腿の内側に手を入れグッと力を込めて引き戻す
真治の手はそのまま太腿を這いながら
何の役目も果たさなくなった布が張り付く中心に辿り着いた
「凄いよね……俺そんなに触ってないのに……」
濡れて張り付くショーツを真治の指が上下してゆく
充血した突起に触れると、僅かに指の動きが止まり
その瞬間、角度を変え強く押し込まれた
「っ!んんっ……あっ、ぁっ」
「あははは、可奈ココ硬くなりすぎだって、そんなに触って欲しかった?」
「ちっ、違うっ……はぅ……く……あぁ、あっ、んっ」
指が前後に、強弱を付け摩りだす
その度にビクビクと仰け反り、内股が軽い痙攣を起した
「あっ、あん……だめっ、いっちゃ……」
ほんの僅かでのぼりつめる、その瞬間に真治の指がとまる
「イったら、お終いだから……まだダメだよ」
絶頂の寸前で、全ての刺激が止まると
身体に残った余韻なのか、ガクガクと背中が震えた
収縮する度に体の奥から溢れる体液がシートを塗らす
身体から湧き出す切なさを、どうしていいのかわからず
あたしは、ハンドルに戻された真治の腕に手をかけた
「なに? どうしたの?」
「……も……っと、触って……」
「なぁに? 聞こえない」
「もっと、触って……欲しいの」
「ドコを?どうして欲しいの?」
「…………」
楽しそうに、あたしに聞き返す真治の腕を
ゆっくり、自分のスカートの中に導いた
切なさで疼く場所に真治の指をあてがい押し付けると
「可奈、ちゃんと言わなきゃダメ」
「やっ……切ないのっ、お願い……」
「嫌だって言ってないでしょ? 何処を、どうして欲しいのか聞いてるの」
「此処を……」
「此処じゃわかんない、ちゃんと言えるまでダメ」
あてがうも、まったく動かない指
軽く当たるもどかしさが仕方が無くて
自分から腰を浮かして擦り付けると
「そんな自分でしたいなら、イクまで自分で触ってみなよ」
真治は絡めたあたしの手をやんわり振り払うと
その手をハンドルに戻し
「ほら、イキたいんでしょ? だったら俺の手なんか使わず自分で弄ってイイよ」
切なさと、恥ずかしさと……
もうどうにもならない気持ちで真治に視線を向けると
「しょうがないなぁ……」と呟き、あたしの手を掴み
刺激を待ち望むその場所にあてがった
「はぅっ、あっ……」
「ほら、手広げて……指の力抜かなきゃ……」
あたしの指に、真治は自分の指を添え
ぬるぬるした感触の布を押し上げるクリトリスを撫でる
「あっ、あっ……うんっ、やっ……」
「イクまで、ちゃんとヤるんだからね」
「あっ、あんっ……んっ、んん」
真治から添えられた指が離れた
あたしは、もう何の抵抗も無く
ただただ痛い程にしこった突起を自分の指で撫でる
スカートから真治の手が抜かれた瞬間、その恥ずかしい行為を
辛うじて隠していたスカートが捲り上げられた
「やっ、な……なんでっ」
「なんで? なんでって……俺が見えないジャン」
驚きと、恥ずかしさに手が止まったまま無言のあたしに
「早く続けて? 早くイかないと真ん中の車線に移動しちゃうよ?」
「やっ……やだっ、やだっ!」
「だったら早く続けてよ、あとイク時はちゃんと言うんだからね?」
ゆるゆると動かすも、恥ずかしさで死にそうだった
そんなあたしとは裏腹に、どんどん硬くなる突起は
もっと強い刺激、もっと早い刺激を求める
「恥ずかしいの? そんなにシートにシミ作ってて今更恥ずかしいも無いでしょ」
「やぁっ……んっ、んんっ……」
「だって結局、俺がそうやって言うだけで可奈は濡れちゃうんだから」
「違うっ、そんな……そんな事っ無い!」
真治はいつも正しい事しか言わない
こんなゆるゆると触れているダケなのに
真治から投げられる言葉で、溢れ出すのが自分にもわかった
楽しそうな顔とは裏腹
言葉で責める真治に、あたしの身体はさらに熱くなった
動かす指に力が篭る
撫で上げていた指の動きは、いつのまにか擦る様に上下していた
ぬるぬると滑る布1枚がもどかしくて
開脚された足の付け根とショーツの隙間に指を入れソコに触れると
「はぁっ、あんっ……んっ、ん、ぁんっ」
「可奈凄いよ、直接弄ってとか……言って無いのに」
「だ、だって……これじゃ……イケ、ないっ」
「ねぇ?可奈みたいなの……何って言うかしってる? 淫乱って言うんだよ」
真治がそう笑った時、目の前が真っ白になる
身体の奥が収縮する度、あたしは仰け反りながら絶頂を迎えた
荒い息を整えながら、流れていく高速の景色
目的地までの距離が頻繁に掲示され出した時
「ねぇ可奈……俺、イク時は言わなきゃダメって言わなかったっけ?」
ぐったりとシートに凭れかかったあたしの髪を撫でながら
真治は、とても楽しそうに笑った。
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2015/07/10(金)
「あぅっ……やぁっ……あ、あ、あァっ! せんせぇっ、だめぇっ……!」
ソファに座らされ、M字に拘束された奈津美は、恥ずかしい箇所を全て晒した
姿で、苦痛と快感のせめぎあいに耐えかねたように喘ぐ。
桃色のひらひらとした素材のカットソーを捲り上げられ、ずらされた下着から
のぞくピンク色の乳首は、先ほど店員が手にしていたクリップで挟まれ、充血
してかすかに赤味が差していた。
たくしあげられた白いシフォンのスカートから伸びていたすんなりとした脚は
黒い皮製の拘束具で固定され、大きく開かされている。
白い太ももはほんのりと桃色に染まり、内側がひくひくと痙攣していた。
「こんなにクリトリス大きくして、何が駄目なのかなあ?」
奈津美の言葉を揶揄するように笑った店員は、クリップで剥きだしにされたク
リトリスにくっついたキャップを指で弾いた。とたん、奈津美の身体がソファ
から転がり落ちそうなほどにびくりと引き攣る。
「あぁああァァっ! んんぅっ、はぅぅっ……」
指先一つの刺激で、軽く絶頂に達してしまった奈津美は、はあはあと荒い息を
繰り返した。
奈津美の剥きだしにされて勃起したクリトリスには、先ほど店でみかけた、内
側にイボのついたクリキャップが取り付けられている。
それは奈津美のクリトリスに吸い付いて、むず痒い刺激を送るばかりではなく、
内側の突起がやわやわとクリトリスを揉み上げるように蠢く、淫靡な玩具だっ
た。
「はっ、あう、あぅぅっ……や、だめ、だめぇっ……!」
奈津美にとってはそれだけでも過ぎた刺激なのだが、今のように、クリキャッ
プに衝撃を与えられると、それは何倍にもなって奈津美に跳ね返ってくる。外
からの刺激と、内側からの刺激の両方に身もだえする奈津美を、店員と佐々木
は楽しそうに見守っていた。
「うーん、やっぱイイっすねえ」
「そうだね、奈津美も随分お気に入りみたいだ」
「やうっ……あん……ああっ……うぅっ……」
揺れるたびにぶり返す刺激に、奈津美は男たちの言葉を聞く余裕すらない。
顔を真っ赤にして、だらしなく涎を垂らしたまま淫具に責められるクリトリス
の快感に酔う奈津美の秘裂からは、とめどなく淫液が滴り落ちていく。
「うわあ、濡れ濡れですねえ」
「奈津美はいやらしいからね。クリトリスが大好きなんだ。ねえ、奈津美?」
くい、とキャップを掴んでゆるゆると揺すりながら、佐々木は焦点のぼやけて
きた奈津美の黒い目を見つめた。すっかり快感に酔いしれているその姿には、
日頃の清潔で清々しい印象の少女の面影はない。
クリキャップで限界まで吸いだされて真っ赤に充血してどくどくと脈打つクリ
トリスを揺すられ、奈津美はひたすら喘いだ。
「ひゃうぅっ、あ、んんっ……そ、ですぅっ! な、つみはぁっ……きゃぅっ
……く、クリトリスがっ、だいすきっ! なぁっ……へん、たいじょしこうせ
いですぅぅっ……せんせぇっ……も、イカせてぇっ!」
「ね? いやらしい子でしょう?」
「すげえなあ……こんな子が、こんなクリ好きなんて」
すでに教え込まれている台詞を、喘ぎながら必死で言い切った奈津美の痴態を
満足そうに見て、佐々木は店員を振り返った。
呆然とした表情で、奈津美の狂乱ともいえる恥ずかしい言葉に聞き入っていた
店員は、その言葉にはっとしたように笑顔にもどり、奈津美を嬲った。
「こんなにクリチンポ尖らせて、ヘンタイ女子高生ですぅっ! なんて言う子
初めて見たよ。びっくりしたなー」
笑いながら、乳首とクリトリスをつなぐチェーンをひっぱると、奈津美の白い
太ももがひくひくと震えた。無理やり剥がされた皮を無理に引き上げられて、
その痛みに涙を浮かべる奈津美を、二人はにやにやと見守った。
痛みの中にもかすかにある快感に、奈津美はしらずとろんとした目で強請るよ
うに腰を降り始める。
「あ…………」
「もっともっとクリ剥いて、ずっとクリチンポにキャップ、ハメめてたらどう
なるかな?」
「きっとすぐもっと大きくなるよ。良かったね、奈津美」
「隠せないぐらい大きくなって、普通の下着はいてたら摺れまくってしょうが
なくなるっすよね。ウチの下着もってっていいよ」
楽しげに会話をしながら、奈津美を苛んでいる店員と佐々木の言葉に、彼女は
頬を歪めた。
「ウチの下着」とはきっと、あのクリトリスをむき出しにするいやらしい下着
のことだろう。大々的にディスプレイされていた卑猥な下着の姿を思い出し、
奈津美は泣きそうに眉をしかめた。
あんな下着をはくことなど、年頃の少女である奈津美に、とうてい耐えられる
ものではない。
奈津美の苦悩とは裏腹に、身体はすっかり男たちの手によって昂ぶらされてい
く。
ぐりぐりとキャップの上から執拗に捏ねられるクリトリス、そしてひりひりと
痛む皮をひっぱられる刺激に、奈津美はぶるぶると身体を震わせる。
燃え滾るマグマのような官能が、少女の身体の中に滾って、それは下腹部に甘
く切ない熱を生んだ。
「そろそろイクかな? イクときはちゃんと言うんだよ」
奈津美の身体の震えを見て、彼女の絶頂の予感を感じ取った佐々木がそう囁く
と、奈津美は涙を一杯にためた瞳で彼を見つめた。
白い脚をがくがくと引き攣らせながら、奈津美は淫らに腰を揺らめかせる。
ぬちゃり、と淫液の絡みついた指でクリキャップを摘んだ佐々木は、奈津美の
絶頂を促すように、激しく指を上下させた。
「あぅぅっ……あ、あ、あ、ああああっ! イクぅっ! イキますぅっ! く、
クリちゃんでイクぅぅぅっ!」
絶叫とともに激しく髪を振り乱し、奈津美はびくりと身体を仰け反らせて絶頂
に達した。
***
激しい絶頂のあと、これでモニターも終わり、と安堵していた奈津美の前に、
ふたたびいやらしい玩具が取り出された。
店員の手で震える、筆つきのローターは、しなやかな毛の艶があやしく蠢いて
いる。
「これはねー、まあ見てのとおりの筆つきのローターなんすけど、振動がはん
ぱナイんすよね。マジですごいですよー」
そういってにやにやと笑った店員は、奈津美を苛んでいたイボ突きのキャップ
を外し、かわりにそれを奈津美のクリトリスへと押し付けた。
「ひゃっ……ん……んんっ……あ……」
「一番低いのでこれ。で、どんどん強くなるよー」
微妙な振動を放ちながら、奈津美の充血したクリトリスに押し当てられた筆付
きローターは、彼女の尖った突起をやわやわとなぞる様に動かされる。
先ほどまでの、吸い出されるキツい刺激とは違う、くすぐったいような快感が
奈津美のクリトリスに広がり、彼女の下腹部に熱い劣情を生んだ。
「ほら、これで半分。気持ちいい? 奈津美ちゃん」
「あっ……あ、あ、んんっ……ひっ……は……ああんっ……」
どんどん強くされていく振動に、引っ切り無しに喘ぐ奈津美に問いかけた店員
の言葉にも、奈津美はうまく答えることができない。
「ちゃんと答えないと、わからないよ。奈津美」
たしなめるようにして苦笑いした佐々木の言葉に、奈津美は必死に告げる。
「き、もち、いいでっ……あぅっ……いいですぅっ! はぁっ……ああっ……」
「そっかあ。じゃあ一気に最強にしてあげるねー」
快感のあまり、全身を震わせる奈津美の痴態に、舌なめずりした店員が、ロー
ターのスイッチを押し上げた。それまでの比較的緩い振動とは違う、激しいモー
ター音が室内に響き渡る。
「ひゃぅぅぅぅぅぅううっ! ああっ! ひぃっ! や、だめぇぇぇっ!」
激しく振動する筆が、奈津美のクリトリスを責め立て、一気に絶頂へと導く。
しかし、奈津美が達したあともローターは止められることなく、激しく過ぎた
刺激を彼女のクリトリスへと送り続けた。
「も、むりぃぃぃいっ! ……だめ……だめ、だめぇぇっ! ……た、すけ…
…あうぅっ!」
今日三度目の絶頂に達した奈津美は、しかしそれでも止められない筆の振動
に我知らずひくひくと桃色の秘裂をヒクつかせる。
まるでこれから続く、激しい陵辱を期待するかのように――。
***
「また、モニターして欲しいものがあるらしいよ」
美術準備室の鍵を閉めながら、佐々木は奈津美に囁いた。
忌まわしい記憶を思い出して、身体を火照らせていた奈津美は、ぶんぶんと頭
をふってその言葉から逃れようとするかのように身体を引いた。
「や、やです……いきたく、ないです」
「また”いいモノ”貰えるんだよ? 欲しくないの?」
先ほど、身につけていることを確認させられた下着、それに例のキャップ、ロー
ター、と店からは「モニターの礼」として様々なものが贈られていた。
そのどれもが奈津美を苛み、クリトリスを膨らませるための淫らな仕掛けの施
されたものだったのは、言うまでもないが。
「い、いらない……」
佐々木の言葉にますます顔を赤くして、ぶんぶんと首をふった奈津美は、しか
しふたたび伸びてきた佐々木の腕に身体を硬直させる。
「奈津美は嘘つきだね。あのお店で剥いてもらったおかげで、こんなにクリちゃ
んも大きくなったのに」
固く尖りはじめたクリトリスを指で弾いて、佐々木はスカートの中に突っ込ん
だ手を秘裂に這わせる。
佐々木の指摘どおり、あの日から無理やりクリキャップをつけさせられたり、
今のように恥ずかしい下着を強要されたりしている奈津美のクリトリスはすっ
かりと肥大化していた。
今も、ぷるぷると震えて、佐々木の甚振りを待つかのように下着から顔を出し
ている。
「ほら、ほんとは行きたいんでしょう? 素直にならないと」
くすくすと笑い始めた佐々木の言葉に俯いた奈津美は、いやらしい指の動きに
耐えるように唇を噛み締める。
――奈津美が自分で「もう一度行きたい」と答えるまで、このまま責め続ける
ことにしよう。
そう考えて、佐々木はクリトリスを指で挟んで、ゆっくりと上下に揺らす。
奈津美の抑えた喘ぎが、誰もいない放課後の廊下に響いた。